【コラボ】傷が語る過去【歌い手】 (ページ3)

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行きたいとこ…～女主視点～ページ3

『行きたいとこ…？』
「うん…ない？」

行きたいところ…うーん
何処かあったかなー…

あ、でもその前に

『か、体は大丈夫？相当疲れたでしょ？』
私は…うん、だいぶ復活した

体だけは丈夫なんだよな…
熱出してもそんなにきつかったりはしないし

でも空君は退院したばっかりだ
それに今は生徒会の誰もいないから、もしもの時私が動ける自信がない

「んー…大丈夫だと思うけど…」
『本当に？本当の本当の本当に！？』
うん、今のはちょっとウザかったな

なんか顔しかめられたし…
でも本当にもしもの時が…すごく心配なんだよな

「だ、大丈夫だって…」
『そうか…ならいいんだけど』

じゃあ行きたいとこ…
んー…？
せっかくの休日だしなあ…
楽しめるところがいいよね

んー…あー…わかんないわー…

『あ！遊園地とかは？』
「…子供」
『な！？』
「いや…単純」
『空君…』

ゆ、夢を持とうよ夢を！
そんな呆れてる時のそらる様みたいな顔しないでよ…

「あはは、嘘だって！遊園地か…」
『そ、そうか…よかった…』
空君の目がキラキラしてる気がするのは私だけか…？

――可愛い…

ハッ！？
い、今なにかに目覚めかけた！？

あ、危ない危ない

う～ん皆さんはなにしてるのかな…？
せっかくだから呼んだ方がいいよね

でも一応聞いてみよう
『空君、皆も呼ばない？』