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彼の左手で私の右腕を掴ませて、ベッドを出る。
右手では耳を塞いでいて、背中を丸めてる。
荒れた部屋を片付けたいけど、さすがにそばに元太がいたら危ない。
お皿の破片とかあるし…
「元太？少しだけ、ここで待っててくれる？」
「なんで…？」
「お部屋お片付けしないと。」
「あ、…ごめんなさい、俺が、」
「元太は座ってて大丈夫だよ。」
「やだ、行かないで…」
「ずーっとお話してようよ。すぐ終わらせるから、ね？」
「……」
私の言うことをのんでくれたのか、諦めたのか、ぼーっとするのか、私がおそるおそるソファから離れても、黙って座っていてくれた。
その隙に部屋を片付ける。
細かいところは後でいい。
とりあえず、明日の朝元太が1人で起きてここにきても危なくないようにしないと。
元太の耳に届く私の声が途切れないように、ずっと話しかけた。
見えなくても、私が近くにいることを感じて貰えるように。
「お待たせ。終わったよ。ベッドいこうか？」
「…だめ。」
「え？」
「…A、ご飯…食べてない。」
うっかりしていた。
元太のことが心配で帰宅したから、夜ご飯を食べることなんか頭から抜けていた。
「元太はもう食べた？」
ふるふると首を横に振る元太。
雷でそれどころじゃなかったんだろうか。
「…ご飯、一緒に食べる。」
「もしかして待っててくれたの？」
こく、と頷いてから冷蔵庫、と呟いた元太。
冷蔵庫を開けると、出前でとってくれたであろうお弁当が2つ。
遅く帰ってくる私のために用意してくれて、さらには待っていてくれたみたいだ。
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ユルピころん - 麦茶さん» 了解です！リクエスト再開まで待ってますね！ (2023年1月5日 23時) (
レス) id: 05904f8bd6 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - ユルピころんさん» いつもありがとうございます！半年くらいお待たせしてしまってすみません😭リクエストなのですが、誠に勝手ながらただ今停止中なので、また再開した際にお受け出来ればと思います。またその時はお知らせ致しますのでよろしくお願いします🙇♀️ (2023年1月5日 23時) (レス) id: 8051f4f5a3 (このIDを非表示/違反報告)
ユルピころん - お話読みました！とても感動しました！またリクエストさせていただきますね！ (2023年1月5日 23時) (レス) @page43 id: 05904f8bd6 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - ユルピころんさん» ユルピころんさん、いつもありがとうございます☺︎お時間頂くかもしれませんが、書きますね〜！ (2022年7月6日 21時) (レス) id: 0801fa33aa (このIDを非表示/違反報告)
ユルピころん - 続き↓女の子は泣いてしまい､如恵留や医療ロボットが励ましてくれてホッとするお話が見たいです！医療ロボットはトラジャメンバーの誰かを麦茶さんが選んで欲しいです！ (2022年7月3日 22時) (レス) id: 05904f8bd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦茶 | 作成日時：2022年6月16日 10時
