夢 ページ9
「ちょっと、ちょっと起きて起きてー！」
私はその声で目を覚ました。
『ん……』
声の主は、フームのような背丈の少女だった。
「あ、起きた起きた！
ちょーっと話があるんだけど、いいかな！」
その子は、私と同じ声だった。
私は戸惑いながらも、良いと返事をした。
「ありがとう。
じゃあ、いきなりこんなこと言われて驚くかもしれないけど、聞いてね。
私、貴方の前世の姿でっす☆」
……え？
私の、前世？
「あ、やっぱり困惑してるー。
えっとね、私はここププヴィレッジのパラレルワールドで暮らしていたの。
フームを始めとした仲間とね。
そこで、私はある二人の騎士に出会ったの。しかもその二人から求愛されちゃったのよ！やーだ、私ったらモテモテー！……じゃあなくて。
私はどちらかを選ぶのにとても迷ったわ。
でも私は決心して、一人の騎士を選んだの。
でも、とても長命な彼に対して私はとても短命。私は僅か数十年間で命尽きたわ。
それでも尚、私は彼と生きて行きたかった。無論、人は死んだら生き返りはしない。
彼が悲しむ姿を見たくない。
だから、私は自分の来世である貴方にこの世界に生きて貰いたいと願ったの。
私の生きたかった分だけ、彼に寄り添いたかった分だけ。」
『そ、その騎士というのは……？』
「それは秘密よ〜。でも貴女にも分かる相手かもしれないわね？
あくまでパラレルワールドだからねっ。
だから命続く限り……生きて？
私の能力、貴女にもあげる。魔法も、剣も使える能力。
……貴女は、剣の方が良いみたいだけど。
これも、私の仲間に教えてもらったものなの。たくさんの仲間……そして彼の協力があってこそ、ここまで強くなれたから。私は、その機会が少なかった。
だから、能力も思う存分使って欲しい。」
そう言って微笑んだ彼女は、ゆっくりと消えていった。
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ルア(プロフ) - ああ.......尊い...........最高｡:+((*´艸`))+:｡ (2021年4月10日 12時) (
レス) id: e424c5f1e4 (このIDを非表示/違反報告)
巫零亜【フレア】(プロフ) - あぁ…恋愛甘々シーンの描写が上手いのと場面のチョイス最高っす… (2020年4月16日 0時) (レス) id: 258f8cb9be (このIDを非表示/違反報告)
真後ろのソース - あぁ…尊い…やばい、好き()よきかな。うんうん、よきだな。(何様やねん (2019年9月16日 17時) (レス) id: cae02b46bd (このIDを非表示/違反報告)
Taruru(プロフ) - まひさん» コメントありがとうございます！ 激甘ですか……ご希望通りには出来ないと思いますが、出来るだけ甘くなるように書いてみますね！ リクエストありがとうございます！ (2018年4月4日 12時) (レス) id: c1df570a9b (このIDを非表示/違反報告)
まひ - なんて・・・尊い！！ この二人の激甘か゛すごくみたいです！ (2018年4月2日 22時) (レス) id: 4418933e28 (このIDを非表示/違反報告)
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