剣と魔法 ※流血表現有 ページ7
「さて、次は陛下の所へ向かおう。」
メタナイトが椅子から降りながら、そう私に言った。
返事を返そうとするが、フームの声によって遮られた。
「待って！
それなら私も行くわ。あのペンギン大王、Aに何しでかすか分からないんだもの！」
この国の大王は、性格に難ありのようだ。
その性格の悪さには、初対面の私でも呆れてしまう程だ。
「ギャーッ！何者ゾイ！！」
まさかの来客に対し曲者扱い。
この時点で力が抜けた。
「おい魔獣サラマンダー！
この者を丸焦げにしてやるゾイ！」
そして突然の魔獣。
……えっ、魔獣！？
未だにナイトメアが生きていたとは。
その事実に唖然とするが、今はそのことを気にしている暇はない。
どうやら魔獣は私を焼き殺す気らしい。
サラマンダー……本来なら火を司る精霊のはず。
これは姿をコピーした、外見だけの魔獣と言った所か。
私は剣を構えた。
そういえば剣を構えるのも久しいな。体が思い通りに動いてくれるだろうか。
「っ、フーム、逃げろ！」
「ええ！」
フームが扉から出た瞬間、魔獣は私に向かって火を吹いてきた。
私はそれを剣で受け止める。跳ね返った火は、王室の天井を黒く焦がした。
私は空高く舞い上がった。
すると魔獣は私を威嚇するように、地から這い上がるような唸り声を出す。
この唸り声、何度聞いたことか。
私は吐き出される火を避けつつ、素早い動きで魔獣の目を刺した。
鮮血が吹き出し、私は返り血を受けた。
グオオオオ！！！！
悲痛な叫びが辺りを支配する。これで魔獣の動きを封じることができた。
後はトドメを刺すのみ……。
『アイスボウル！！』
私は魔法を放つ。
魔獣は、全身が氷に覆われた。
氷が砕けたと思ったら、魔獣は光に包まれ爆発した。
『また魔法を使っちゃったわ……いつもの癖で。』
また目が見えなくなるかもしれないのに……。
「A！
大丈夫だった？」
フームが扉から出てきた。
私は返り血を受けている。少しこの姿を見せるのは気が引けるため、後ろを向いたまま
大丈夫よ。
と返事をした。
『……陛下。』
「な、なななな何ゾイ！？」
大王は、私の姿に恐れをなしているようだった。
そんな姿の大王の前に私は跪き、こう言った。
『先ほどは驚かせて申し訳ありませんでした。』
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ルア(プロフ) - ああ.......尊い...........最高｡:+((*´艸`))+:｡ (2021年4月10日 12時) (
レス) id: e424c5f1e4 (このIDを非表示/違反報告)
巫零亜【フレア】(プロフ) - あぁ…恋愛甘々シーンの描写が上手いのと場面のチョイス最高っす… (2020年4月16日 0時) (レス) id: 258f8cb9be (このIDを非表示/違反報告)
真後ろのソース - あぁ…尊い…やばい、好き()よきかな。うんうん、よきだな。(何様やねん (2019年9月16日 17時) (レス) id: cae02b46bd (このIDを非表示/違反報告)
Taruru(プロフ) - まひさん» コメントありがとうございます！ 激甘ですか……ご希望通りには出来ないと思いますが、出来るだけ甘くなるように書いてみますね！ リクエストありがとうございます！ (2018年4月4日 12時) (レス) id: c1df570a9b (このIDを非表示/違反報告)
まひ - なんて・・・尊い！！ この二人の激甘か゛すごくみたいです！ (2018年4月2日 22時) (レス) id: 4418933e28 (このIDを非表示/違反報告)
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