流行り物 ページ46
ポッキーの日記念。やっとイベントに乗っかることができた……(達成感)
『……ポッキーゲーム？』
「ええ。今流行ってるらしいわよ。」
これはまた奇妙なものがあるのだな……そう呆れの感情に近いものを抱きながらも、フームの手に握られた小さな包装を見やった。それは棒状のお菓子で、タゴのコンビニでどこからか仕入れてきたものらしい。出どころもわからないそれをそうやすやすと売り出すものなのだろうか……少し村人達の感覚に戸惑った。
フームは皆流行りに乗っかりすぎなのよとポッキー口に含みながら苦言を呈する。若干共感できるその言葉に曖昧な笑顔を返し、おすそ分けを貰った。
『ねぇメタ。ポッキーゲームって知ってる？』
「……何故聞く？」
ポッキーを咥えながら投げかける。メタナイトは剣の手入れをしていた。ナイトメアが滅亡した今日でも、自分の剣を日々メンテナンスすることは欠かした事がないらしい。まあ私も剣は磨かないとなぁ、と自分の行いを改めながらも話を続ける。
『フームから聞いたの。何かは教えてくれなかったのだけど……』
「……知ってか知らずかわからないが」
そう言いながら剣を置き、此方に近づく彼。それは私の顔に影を作り、距離感があまりにも近く軽く赤面してしまう。恋人以上の関係になったと言うのに、どうも甘い雰囲気になると駄目なのだ。
と、心の中でやきもきしていると、ポッキーの端を私と同じように咥えられる。
ぎょっとして彼を見ると、口だけが見えるように仮面をあげていた。ずるい……そう考えている間にも、彼と私の距離は狭まっていく。元々長さが短かったためか、メタナイトの想像より早くAの唇に己のものが触れた。
『……ど、どうしたのよいきなり……』
Aに仮面を外される。彼女の表情は、気を立てながらも頰をやわらかい赤で染めていた。思わずそれに笑みが溢れて彼女を見返すと、Aの顔がもっと赤くなる。――ああ、きっと先程の私の顔は、加虐心がむき出しになっていたのだろうか。
そんなものは、関係ないな。彼女の頰を掌で捉え、口付けを落とした。流行り物に乗っかる私も私だが、Aが知りたがっているのなら仕方がない。
そう心の中で言い訳しながら、愛しい者に情愛の視線を向けた。
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ルア(プロフ) - ああ.......尊い...........最高｡:+((*´艸`))+:｡ (2021年4月10日 12時) (
レス) id: e424c5f1e4 (このIDを非表示/違反報告)
巫零亜【フレア】(プロフ) - あぁ…恋愛甘々シーンの描写が上手いのと場面のチョイス最高っす… (2020年4月16日 0時) (レス) id: 258f8cb9be (このIDを非表示/違反報告)
真後ろのソース - あぁ…尊い…やばい、好き()よきかな。うんうん、よきだな。(何様やねん (2019年9月16日 17時) (レス) id: cae02b46bd (このIDを非表示/違反報告)
Taruru(プロフ) - まひさん» コメントありがとうございます！ 激甘ですか……ご希望通りには出来ないと思いますが、出来るだけ甘くなるように書いてみますね！ リクエストありがとうございます！ (2018年4月4日 12時) (レス) id: c1df570a9b (このIDを非表示/違反報告)
まひ - なんて・・・尊い！！ この二人の激甘か゛すごくみたいです！ (2018年4月2日 22時) (レス) id: 4418933e28 (このIDを非表示/違反報告)
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