挙式 ページ43
式までの日にちは、あっという間に過ぎていった。村長さんへの報告、会場の相談……村も久しぶりのお祝い事と言うのもあり、かなり準備に協力してくれた。
何もかもが初めてで、戸惑う事もあったがメタが居てくれたおかげで何とか当日を迎えることが出来た。当然、手の震えが止まらなかったのは言うまでもない。
「……A」
『なあに？』
「そんなに緊張するな。私達の為の式なのだから、ちゃんと私を見ていれば良い」
それぞれの控え室に向かっている途中に、そう言われた。ウエディングドレスがわりの純白のマントが少し重苦しい。これも、この人と家庭を持つ事の責任の重みだと言うのだろうか。
『馬鹿。緊張しない筈ないでしょ？寧ろ、そうやって貴方が平気な顔をして居られるのが不思議なくらいよ。』
ちょっと一突きする程度の皮肉を告げる。相変わらずのポーカーフェイスの彼は、白のシルクハットを被っている。紺色とはまるで真反対の衣装に、少し見惚れてしまったのは一生の秘密にしておこう。
「そのような皮肉が言えるなら、大丈夫なようだな。」
私の反応を散々楽しんだ様子で、くつくつと笑った彼は控え室へ入っていった。
……全く、この人の揶揄い癖はいつまでたっても治らなさそうだ。衣装を汚さないように注意しながら、私も控え室へ羽を休めに入った――
…そこにはメタの親族として、オーサー卿やパルシパル卿がそこに佇んで居た時は、本気で逃げてしまおうか。そう思うぐらいには、緊張が嘘のようにぶり返してしまっていた。
そして迎える結婚式。
ロロロとラララの先導で入場する時、ここププヴィレッジの豊かな自然が目に入った。最初に見た崖もわずかながら見え、少し気持ちが和らいだ気がした。
村長の開会の辞に、誓いの言葉。彼に対しての言葉が紡がれている途中に、違和感を覚えたがそれもすぐにかき消される。
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ルア(プロフ) - ああ.......尊い...........最高｡:+((*´艸`))+:｡ (2021年4月10日 12時) (
レス) id: e424c5f1e4 (このIDを非表示/違反報告)
巫零亜【フレア】(プロフ) - あぁ…恋愛甘々シーンの描写が上手いのと場面のチョイス最高っす… (2020年4月16日 0時) (レス) id: 258f8cb9be (このIDを非表示/違反報告)
真後ろのソース - あぁ…尊い…やばい、好き()よきかな。うんうん、よきだな。(何様やねん (2019年9月16日 17時) (レス) id: cae02b46bd (このIDを非表示/違反報告)
Taruru(プロフ) - まひさん» コメントありがとうございます！ 激甘ですか……ご希望通りには出来ないと思いますが、出来るだけ甘くなるように書いてみますね！ リクエストありがとうございます！ (2018年4月4日 12時) (レス) id: c1df570a9b (このIDを非表示/違反報告)
まひ - なんて・・・尊い！！ この二人の激甘か゛すごくみたいです！ (2018年4月2日 22時) (レス) id: 4418933e28 (このIDを非表示/違反報告)
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