紅い翼 ページ5
「なら、私の住んでいる城に泊まったらどうだ」
『……へぇ、私が居ない間に随分と地位を上げてたのね貴方。』
城に住んでいるということは、それなりに地位は高いのだろう。
「まぁな。もうすぐ日が暮れる。そろそろ向かおうか。」
そう言った彼は、城に向かって歩き始めた。私も、彼に合わせて進み出す。
「そういえばそなたのその翼……紅く染まっているな」
『ああ、これね……
あの日、魔獣を倒した時の返り血よ』
あの日息が上がる程たくさんの魔獣を斬り裂いた。
その分の返り血のお陰で羽の下半分が紅く染まっている。
「そうか……
あの日、そなたを守れなかった。本当にすまない。」
もちろん、私の所為である。彼が謝る所では無い。
『いいえ、貴方は悪くないわ。
悪いのは私。不注意だった私の所為よ
そのおかげで、いくとどなく宇宙を彷徨う事になってしまったのだから……
この話はやめにしましょう。今ここに居るのなら私は幸せよ。
ほら、もう門が閉まっちゃうわ』
彼の手を取り、坂をどんどん登って行った。
彼の部屋は、とても部屋の雰囲気に似つかわしくない物があった。
畳やら、ちゃぶ台やら……彼ももう寄る年波なのかしら？渋いわね。
まぁ、泊まらせて貰っているのだから、ケチつけるのはダメね。
どうやらいつの間に部下も持っていたようだ。彼らはそれぞれ「ソードナイト」、「ブレイドナイト」というらしい。部屋に武器が飾られていて、斧などがそこにあった。
きっと彼らは海賊か何かだったのだろうか。
『そういえば、あなたたち御飯はどうするの？』
そう問えば、三人は気まずそうに目を見合わせた。
………やっぱりケチつけた方が良さそうかしら。
彼らは料理が出来ないらしい。
結局的に私が作る事になった。何百万年ぶりだった為、少し不安だったが料理の腕は落ちていないようだった。
普段は弁当などで食事を補っているらしい。全く、騎士なのに食事の基本も出来ていないなんて……
上達するにもしないわよ。
まぁ、直ぐなくなる勢いで食べてくれてとても嬉しかったからいいのだけど。
何故か彼はベットを私に譲ってくれた。
別に床で寝ててもよかったのに。
さて、明日はメタナイトと一緒にこのだだっ広い城を巡る予定。
ちゃんと寝ておかないと。
私はそのまま眠りに落ちた。
しなないで わた し
イノち 尽き る まで
ｲ ｷ ﾃ
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ルア(プロフ) - ああ.......尊い...........最高｡:+((*´艸`))+:｡ (2021年4月10日 12時) (
レス) id: e424c5f1e4 (このIDを非表示/違反報告)
巫零亜【フレア】(プロフ) - あぁ…恋愛甘々シーンの描写が上手いのと場面のチョイス最高っす… (2020年4月16日 0時) (レス) id: 258f8cb9be (このIDを非表示/違反報告)
真後ろのソース - あぁ…尊い…やばい、好き()よきかな。うんうん、よきだな。(何様やねん (2019年9月16日 17時) (レス) id: cae02b46bd (このIDを非表示/違反報告)
Taruru(プロフ) - まひさん» コメントありがとうございます！ 激甘ですか……ご希望通りには出来ないと思いますが、出来るだけ甘くなるように書いてみますね！ リクエストありがとうございます！ (2018年4月4日 12時) (レス) id: c1df570a9b (このIDを非表示/違反報告)
まひ - なんて・・・尊い！！ この二人の激甘か゛すごくみたいです！ (2018年4月2日 22時) (レス) id: 4418933e28 (このIDを非表示/違反報告)
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