パイ ページ39
パイ回の出来事。時系列はぐちゃぐちゃだけどエンド後。ごめんね!続きます。
「Aさーん!パイいるー?」
『えっ?パイ?』
……巷で、パイ投げが流行っている。
私はその時見ていなかったのだが、どうやらデデデ大王がクリームパイを顔面からかぶるアクシデントが、ププヴィレッジ中に放送されたらしい。
それが火種になり、デデデ大王が報復。そのまま住民たちはパイ投げに熱中した……と、のちにフームに教えられた。
そのまま横を見ると、街のあらゆるものが積み上げられたバリケードが建てられていた。
そのあまりにも壮観な光景に、思わずえぇっ!?と声を上げる。
そのまま翼をはためかせ、フームの元へ降り立てば……
デデデ大王がカービィにパイを投げつけていた。
もっとも、そのパイはカービィの口へ吸い込まれ、ちっともダメージは無さそうだが。
しかし大王は余裕な表情を浮かべ、空に向かい叫んだ。
途端聞こえる浮遊音。
皆飛んできた魔獣をしげしげと見つめる。
そにパイの形をした魔獣は、くるくると回ったと思えばカービィにクリームパイの嵐にさらす。
「ひ、ひどい!」
「いくらカービィでもあれじゃあ……!」
しかし、おかしい。彼は埋もれてもすぐ平らげ体制を立て直しそうなものだが………
みんながカービィの元へ向かう中、私はそう思案していた。
『カービィ、大丈夫?』
「カービィ!」
そう呼びかけると、パイの山がモコモコと盛り上がる――
「ぷっ!ぺやっ!!………ぽよ?」
彼が撒き散らしたクリームが飛び散る。頭にクリームが付いてしまい、これは後で洗わないとなぁと苦笑した。
不満の声が聞こえる。
「げぇーっはっはっは、もっとパイまみれにしてやるゾイ、やれ、パワーストマック!」
やだ、まだやるつもりなの……!?
『キャアッ!』
いつの間にか目の前にパイが迫ってきていた。避けることもままならずバランスを崩しそのまま尻餅をついた。
『んん……っ、なにこれ、まずいじゃないの………!』
あまりの酷さに顔がしかむ。顔についているクリームを取り払い、体にまとわりついた甘ったるい匂いにうんざりする。
『もう、無駄にクリームたくさんなんだから……』
「まっずーーーい!!!!」
隣にいたフームが叫びを上げる。どうやら他も同意見だったようだ。
「フーム、A!」
『メタ!』
「メタナイト卿!」
いつからいたのか、メタが私達より一段高いところでこちらに話しかけてきた。
「あれを見ろ。」
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ルア(プロフ) - ああ.......尊い...........最高。:+((*´艸`))+:。 (2021年4月10日 12時) (レス) id: e424c5f1e4 (このIDを非表示/違反報告)
巫零亜【フレア】(プロフ) - あぁ…恋愛甘々シーンの描写が上手いのと場面のチョイス最高っす… (2020年4月16日 0時) (レス) id: 258f8cb9be (このIDを非表示/違反報告)
真後ろのソース - あぁ…尊い…やばい、好き()よきかな。うんうん、よきだな。(何様やねん (2019年9月16日 17時) (レス) id: cae02b46bd (このIDを非表示/違反報告)
Taruru(プロフ) - まひさん» コメントありがとうございます! 激甘ですか……ご希望通りには出来ないと思いますが、出来るだけ甘くなるように書いてみますね! リクエストありがとうございます! (2018年4月4日 12時) (レス) id: c1df570a9b (このIDを非表示/違反報告)
まひ - なんて・・・尊い!! この二人の激甘か゛すごくみたいです! (2018年4月2日 22時) (レス) id: 4418933e28 (このIDを非表示/違反報告)
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