笑み ページ27
「っあ、メタナイト卿！」
走って行く途中でメタナイト卿と合流した。どうやら同じくカービィが吹き飛ばされてたのを見てたようね。
「フーム、何があったのだ？
カービィは随分と勢いをつけて落ちていったようだが。」
そう問われ、私は一瞬たじろぐ。
なにしろ私にも現在の状況を分かりきっていない。説明のしようがないの。
「えーっと、その……」と必死に頭を回転させていると、向こうからガササッ と物音が聞こえた。
刹那、揺れた草が一瞬で焼け去る。
その草の影に、カービィが座り込んでいた。
「カービィ！」
慌てて彼に駆け寄ろうとするが、メタナイト卿が目の前に手を出し遮る。
そしてメタナイト卿は、ある一点を睨んでいた。
私もそこに視線を向ける。
『あらら、外れたか。
まぁいいわ。ここは狭いし攻撃を当てやすい……って、あら。メタナイトにフームかしら？』
まったく、厄介ね。
Aの声。でも彼女がそんなことをする筈がない。
メタナイト卿も同じのようだ。明らかに動揺している。
しばらくすると彼女が物陰から抜け出し、姿を現した。その姿は、以前とはかなり異なっているものだった。思わず私は生唾を飲む。
「A……だな？
何故こんな事を。」
メタナイト卿が彼女に問いかけた。するとAは以前のような優しい微笑みで答える。
『そうねぇ……ただ私の主様にカービィを始末しろ、と言われただけよ。
いつの間にかお城の中に居たし。今までの記憶も無かったから、従うしかないと思って。
でも何故かあなたたちの名前は覚えているのよ。この子を倒す時邪魔になる、っていう情報付きでね』
笑顔に似合わない話の内容。
きっと彼女は魔獣にされたのか、「主様」はデデデだろう。
こんな姿になったのもそれで納得がいく。
『まあそんな事は置いておき。
カービィ、勝負よ。』
Aは、起き上がったカービィに剣を向けた。
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ルア(プロフ) - ああ.......尊い...........最高｡:+((*´艸`))+:｡ (2021年4月10日 12時) (
レス) id: e424c5f1e4 (このIDを非表示/違反報告)
巫零亜【フレア】(プロフ) - あぁ…恋愛甘々シーンの描写が上手いのと場面のチョイス最高っす… (2020年4月16日 0時) (レス) id: 258f8cb9be (このIDを非表示/違反報告)
真後ろのソース - あぁ…尊い…やばい、好き()よきかな。うんうん、よきだな。(何様やねん (2019年9月16日 17時) (レス) id: cae02b46bd (このIDを非表示/違反報告)
Taruru(プロフ) - まひさん» コメントありがとうございます！ 激甘ですか……ご希望通りには出来ないと思いますが、出来るだけ甘くなるように書いてみますね！ リクエストありがとうございます！ (2018年4月4日 12時) (レス) id: c1df570a9b (このIDを非表示/違反報告)
まひ - なんて・・・尊い！！ この二人の激甘か゛すごくみたいです！ (2018年4月2日 22時) (レス) id: 4418933e28 (このIDを非表示/違反報告)
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