カタログ ページ20
『……何かしら？』
聞き慣れていた声を聞いて振り返る。
「貴方はA殿ですね。A殿、貴方の事についてお尋ねしても宜しいでしょうか。」
彼に信用して貰うには、話を聞いて貰うしかないだろう。
かつての盟友、メタナイトに――
「そなたは旅のお方だったな。……それにしては腕が良いな。何故だ？」
このような手の質問をされる事は想定していた為、当たり障りの無い答えを返す。
『前訪問していた村が度々荒くれ者に困らされていたのでね、ついでにと追い払っていたのよ。』
あら、紅茶美味しいわね。そう小言を呟きながらも質問に答えていった。
「……なるほど。そういえば私達の名前を言っていなかったな。失礼した。
私はメタナイト。そして右から私の部下、ソードナイト、ブレイドナイトだ。」
『よろしくね。』
私はそれだけ言って彼らに微笑んだ。
……そうだ、この魔獣の呪縛から抜け出すにはどうすれば良いのだろうか。きっと図書館がどこかには有るはずだ。情報もそこにあれば良いのだが。
『そうだ。メタナイト、この村には図書館はないのかしら？少しこの村の書物に興味があるの。』
……敬称をつけずにいつもの癖で呼んでしまったが大丈夫だろうか。
ここは城の図書館。彼の特権なのだろう、メタナイトの姿を見るとワドルディは即座に城の入口を通してくれた。
席を見ると、机の上にホーリーナイトメアの魔獣カタログらしきものが置いてあった。きっと大王が置き去りにしていったのだろう。私はその本を手に取り開く。
カタログナンバー02T6の項がふと目に入った。そこには「魔獣ボーキャック」と記されている。
『……これね』
私は近くにいたメタナイト達に気付かれないような声で言った。
どうやらこの魔獣は憑依された者の体に苦痛を与えなければ出て行かないらしい。
また面倒臭いわねこれは……。
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ルア(プロフ) - ああ.......尊い...........最高｡:+((*´艸`))+:｡ (2021年4月10日 12時) (
レス) id: e424c5f1e4 (このIDを非表示/違反報告)
巫零亜【フレア】(プロフ) - あぁ…恋愛甘々シーンの描写が上手いのと場面のチョイス最高っす… (2020年4月16日 0時) (レス) id: 258f8cb9be (このIDを非表示/違反報告)
真後ろのソース - あぁ…尊い…やばい、好き()よきかな。うんうん、よきだな。(何様やねん (2019年9月16日 17時) (レス) id: cae02b46bd (このIDを非表示/違反報告)
Taruru(プロフ) - まひさん» コメントありがとうございます！ 激甘ですか……ご希望通りには出来ないと思いますが、出来るだけ甘くなるように書いてみますね！ リクエストありがとうございます！ (2018年4月4日 12時) (レス) id: c1df570a9b (このIDを非表示/違反報告)
まひ - なんて・・・尊い！！ この二人の激甘か゛すごくみたいです！ (2018年4月2日 22時) (レス) id: 4418933e28 (このIDを非表示/違反報告)
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