バイト先がとてもホラー【FNaF】

Springtrap ページ6

『っう……なんかいつもより寝心地が悪かった……』

そう言いながら目覚めると、私はフォクシーの頭が引っ掛けられていた所に居た。


『えっ、』

戸惑いながら辺りを見渡すと、いかにも雰囲気作りな装飾が目に入った。

……とりあえず、道なりに歩いてみよう。
そう思い、立ち上がったその瞬間。

ギ、グギギギ、
ビーーーー。

雑音が頭の中に鳴り響いたと思えば、クラクラと目眩がした。
『ま た エラ か……』

呟いた声は雑音によってかき消された。 よく私は不具合を起こす。エラーの音がうるさいため、心底やめてほしいと願っているのだ。


でも、さっきのエラーは酷すぎたような気がする。
廃棄処分され、こんな所に来たのだろうか？もしくは、単に老朽化したのか。

……解らない。

ここにいても仕方がない。私は勇気を奮って真っ直ぐ歩き出した。

しばらく道のりに沿って歩いていると、ゲーム部屋のような所にたどり着いた。

そこには、フレディや、フォクシーの絵が描かれている。

？？「あれ、君のガワはあったかな？

まぁ、新しい人形さんだね。」

そう声が聞こえ振り返ると、ボロボロの黄色いウサギがいた。

口は裂けたように損傷しており、瞳も人工的なものでなく光っている。

スプトラ「ああ、そんな戸惑うなって。

キミは被せられたかしたんだろう？ 損傷がひどすぎるがね。

俺はスプリングトラップさ。……中身は違うがな。」

そう少し癪に障る言い方をするスプリングトラップは、神経質な笑い声を上げる。

やけに親しげだ。

『えっと、

私は”元”警備員のAです。

詰められて何とか生き延び、人形たちにティアと呼ばれ親しまれてました。』

……それにしても、このボロボロな店はどこなんだろう。

スプトラ「共存なんてそう簡単にできる話ではないんだがな。

それで君は、ここがどこかと思っているみたいだね？ ここは……フォクシーが現役になった頃から30年後だったかな？いや、まだマングルがいた時期かな……？

まあ、その時から随分経った頃だよ。」

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