私の騎士様(メタナイト) ページ49
「それでも……私はAを手放せなかった。カービィやギャラクティックナイトに何を言われようとも、お前を……」
私を抱いている腕に力が篭る。私は目を閉じて続きを待った。
「Aを、諦めきれなかった。
――A。私は……私は、君が好きだ。一生、君を守りたい。」
目を見開く。ばっと身体を起こしメタナイトさんの瞳を見つめる。彼の瞳は揺るがない。
ああ、この人は本当に私を……涙は流さないと思っていたのに、ぽろぽろと意に反して大粒が溢れる。
『はい……私も、大好きです。一生私を守ってください』
奥のカーテンが、夏の風でゆっくりと揺らめいた。顔を近づけるその恋人たちの姿は、それによって遮られた。
「ああ、やっぱり。Aはメタナイトを選んだんだね。」
翌日のローア。魔法使い達がお茶を淹れてくれている中、私はみんなに昨日の事の報告をした。
「まぁ、予感はしていたよ。彼は立派な君のナイトさ
何かあったら、相談してくれて構わないからね。」
どこまでも、この人はいい人だ。私はその良識に感謝し、声を出さず微笑んだ。
守ってくれる、かっこいい私のナイト。そんな人が私の愛する人。
私も、あなたの支えに――
とある丘に、一人の天使が舞い降りた。
「良かったのかい？せめて想いを伝えるくらい良かったんじゃないのか？」
「ううん。これで良かったんだよ。君も、Aが幸せなら……良いんでしょ？ギャラクティックナイト。」
振り向いて愚問というような質問をする。もちろん、これも自分を納得させるためだった。
「まぁね。
彼女の幸せを祈るのが、良き友人というものだからね」
自己犠牲の戦士に旅人。その二つのピンク色は、何を言うこともなくただただ彼女の幸せを願う。
彼女にとっての、良い友人であり続けるために。
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アリス - カービィのポジションがこれまた良い…。いい作品ですね! (2022年5月29日 21時) (
レス) @page49 id: d52c4cdcef (このIDを非表示/違反報告)
( ＾∀＾) - カービィの小説で一番面白くて大好きです! (2018年12月22日 17時) (レス) id: fd91df0bf4 (このIDを非表示/違反報告)
コカゲ(暗黒物質) - うわぁ、いい話やったなぁ〜・・・また最初から見るね！ (2017年11月11日 12時) (レス) id: 6840f1b848 (このIDを非表示/違反報告)
雪咲 鈴(プロフ) - ちょｗｗｗｗｗｗｗ最後のなんなのwwww (2017年10月19日 17時) (レス) id: f1f89f7d9f (このIDを非表示/違反報告)
Taruru(プロフ) - ダゼちゃさん» コメントありがとうございます！ギャラさんの夢小説が少なすぎるので作って見た所存なのですが、喜んでいただきとても嬉しいです！次回作どうぞよろしくお願い致します。 (2017年8月9日 12時) (レス) id: 4525ec543d (このIDを非表示/違反報告)
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