告白 ページ17
さて、その夜のことである。
メタナイトさんは予定通り私の部屋に訪れた。
あまりにも静かで、お茶を注ぐ音がはっきりと聞こえた。とっとっとっと、私の心臓の音に似た音がつかの間の安らぎを与えてくれる。
一体、なんの話なんだろう。外はすっかり暗くなり、無数の星がこちらを見ている。
星がかたりかけてくるような、そんな感覚に襲われる。
何が起こるんだろうね。
あなたはそれでいいの。
彼になんていえばいいのかなぁ。
しばらくしてそれが自分の中で駆け巡っている疑問だと気付き少し動揺した。
でも、本当に言わなければ。この背中にのしかかっている言い訳という嘘をなんとか排斥しなければならない、なんとなくAにはわかっているのだ。
そのとき。
「私だ。入っても大丈夫か。」
『は、はい！どうぞっ！』
思わず背筋を伸ばし、しっかりと前を見据えて座ってしまう。
なんだろう、病院の時の緊張感に似ている。
生憎Aは、このようなシリアスな空間はあまりにも不慣れなのだ。その重すぎる空気に、思わず叫びだしたくなる。そうならないように祈りながら、彼を椅子に誘導した。
「…………さて、早速なのだが。
A、お前は別世界から来たのだな？」
その時、Aの頭がフリーズした。
突然の出来事に声が出せずに、今置かれている状況を必死に確認する。
「大王と魔法使い達から聞いたんだ。
…………Aが別世界から来たという事に私は驚いたりしない。
何せマホロアだってそうだからな」
『え、そうなんですか…………？』
「でも。一つだけ気になることがあるんだ。
――A、何故それを隠していたんだ？」
私は息を呑んだ。いよいよ告白しなければならないのか。
緊張で手が冷たくなっている。きっと目もきょろきょろと動いてしまっているだろう。
『あ、あの……………
メタナイトさん、きっと頭おかしいんじゃないかって…………言うと思いますよ？』
「どう思うかは私の自由だ」
そう言われ唇をかむ。私は俯きながらとうとう真実を吐いた。
『私……………みんなの事、既に知っていたんです』
「………どういうことだ？」
『その、っ
私の元いた世界では、みんなは架空の人物だったんです』
「つまり…………ゲームや物語の登場人物か」
『はい。私はその物語のファンでした。だから、ここに来た時は本当にびっくりして
嘘をついた時は、とても苦しかったんです』
自然と顔が歪む。彼はそれを見てこう言った。
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アリス - カービィのポジションがこれまた良い…。いい作品ですね! (2022年5月29日 21時) (
レス) @page49 id: d52c4cdcef (このIDを非表示/違反報告)
( ＾∀＾) - カービィの小説で一番面白くて大好きです! (2018年12月22日 17時) (レス) id: fd91df0bf4 (このIDを非表示/違反報告)
コカゲ(暗黒物質) - うわぁ、いい話やったなぁ〜・・・また最初から見るね！ (2017年11月11日 12時) (レス) id: 6840f1b848 (このIDを非表示/違反報告)
雪咲 鈴(プロフ) - ちょｗｗｗｗｗｗｗ最後のなんなのwwww (2017年10月19日 17時) (レス) id: f1f89f7d9f (このIDを非表示/違反報告)
Taruru(プロフ) - ダゼちゃさん» コメントありがとうございます！ギャラさんの夢小説が少なすぎるので作って見た所存なのですが、喜んでいただきとても嬉しいです！次回作どうぞよろしくお願い致します。 (2017年8月9日 12時) (レス) id: 4525ec543d (このIDを非表示/違反報告)
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