柱稽古。 (ページ2)

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『しのぶさぁん、仕事終わったー？』

｢えぇ、終わりましたよ。
それでAさんはどうしたんですか？急に屋敷を訪れてくるなんて珍しいですね｣

『いやぁー、ほら今柱稽古してんじゃん？
だから継子にしてもらおうと思って。』

｢だから、の使い方知ってます？｣

『シッテマス。』

しのぶさんの正論パンチの破壊力な。

｢Aさんのところへはまだ誰も行ってませんよね？｣

『うん。でもさ、

しのぶさん柱稽古してないじゃん()』

｢私は蝶屋敷で怪我人の看護があるので参加してませんが、それがどうかしましたか？｣

『ずるい。』

｢素直ですね(‪笑)｣

『まぁね。
で、継子にしてくんない？』

しのぶさんの継子なら私は教え無くていいし、しのぶさんを毎日眺められる。一石二鳥。

｢頑張ってくださいね｣

『見捨てられた』

毎日遊びに来ようと心に決めた。