【１５１】・ ページ8
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「………そんなに驚くこと？」
あまりの沈黙の長さに、僕が怪訝な視線を送ると、グルッペンくんは「いや」と発してから、僕から目を逸らして、片手で顔を覆った。
gr「……ただ、"報われた"気がしたんだ。俺は、間違っていなかったのだと。」
「…間違いね……。そりゃ、君が間違うことはないだろうな。」
gr「…何故、そう言える？」
「これは自論だけれどね。まず、己の考えや行動に対して、間違いという言葉を使うこと自体、僕は好かないんだよね。だって、それは、過去を後悔していることと同じだから。でも君は、今までやってきたことに後悔などしていないだろう？それは、常に己が納得できる選択をしてきたからだ。だから、君は間違っていない。」
gr「お前が言うと、まるで説得力が違うな……。やはり、お前は"王の器"だ。」
そんなことを言わないでくれ、と言いたかった。だって、この世の王の器は君にあるのだから、と。だが、この話題に下手に突っ込むと、話が広がっていきそうで怖かった。
「ただの、年の功だよ。君たちよりも、遥かに多くの挫折や絶望を経験しているからね。説得力があるのは当たり前だ。」
gr「…そうだな。永遠の命と言うものは、興味深くもあるが、時には人を絶望の底へと叩きつける。」
大きな力を持つと、同時に大きなリスクが伴う。何に置いても、それは変わらぬことだ。
gr「話が脱線したな。ひとまず、俺はお前に感謝するよ。お前を幹部にしてよかった。」
「感謝されるほどのことはしてないよ。」
話がまとまったとこで、グルッペンくんは「今日は夜も遅いから寝とけ」と言い、僕に医務室へ戻るように促す。しかし、また寝るとあのような夢を見る可能性が…
いや、夢………か。
「うーん……。やりたいことができた。なら、明日はなるべく早く起きたいし、流石に寝ないとか。」
gr「やりたいこと？」
「うん、少しね。」
試験に向けて、彼を訪ねてみようかな。夢にも出てきた彼をね。
＿＿＿＿＿しんぺい神くん
ーーーーー
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sha「＿＿＿さん！Aさ＿！」
「……んぅ？」
薄っすら目を開ける。目の前にぼやけて映ったのは、可愛らしい豚のピン留めだった。
「シャオロンくん……？」
sha「やっと、起きた……。もう昼過ぎましたよ。」
「…え！？」
シャオロンくんの発言に耳を疑い、僕はすぐに飛び起きた。窓の外を見ると、確かに太陽は真上近くまで登っていた。
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しめじ(プロフ) - ゆんさん» コメントありがとうございます！そして、最近更新が滞っており申し訳なく思います。しかし、完結までは必ず続けるつもりなので、それまで見てくださるととても嬉しいです…！ (12月11日 21時) (
レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 更新嬉しいです。この話だけは続き見たいのでページ残してます。これからも頑張って。 (12月10日 21時) (レス) @page10 id: c8a05a8ee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しめじ | 作成日時：2023年11月26日 22時
