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あれから数日経った。しんぺい神くんの体調も無事に回復していき、今となっては研修中の身であるにも関わらず、医療班で猛威を振るっていると聞く。彼自身と医師免許を持っていると言っていたし、知識自体は豊富なのだろう。このまま、我々国の技術が進んでいけば、今後が有利になるだろう。
gr「A、聞いているか？」
「…あ、ごめん。聞いてなかった……。」
僕がそういえば、「ちゃんと聞け」と怒られる。
今は総統室で資料整理の手伝いをしている。僕の専門でない部門の資料も混じっているため、説明を聞き流すと、僕とその後に最終確認をする人が困る。
gr「……待て、時間だ。」
急に説教が止んだと思えば、グルッペンくんはそう呟いた。僕が「何の？」と聞く前に、ノックがなった。グルッペンくんはいつものように「入れ」と外の者に入室を促した。
部屋に入って来たのは、ロボロくんとシャオロンくんだった。そこで僕は、何の時間なのかを理解した。
gr「よく来てくれたな。ロボロ、シャオロン。」
彼の一言で、先ほどまで緩かった空気が急に引き締まる。
gr「今日呼び出したのは、お前達の昇格の件だ。」
sho「………ぇ？」
一番に反応したのは、シャオロンくんだった。ロボロくんは顔には出ていないものの、色は嬉しそうに踊っていた。
gr「ロボロ、シャオロン…お前達2人を"幹部"へと昇格させる。」
2人は目を見開いて、固まる。本来なら返事をしなければならない場面ではあるが、仕方ない。
gr「ロボロは、監視部隊に所属し、情報集めに長けていること、そしてこの国への忠誠心をこの短期間で十分過ぎるほど証明した。シャオロンは、今回の試験で隊員及び受験生に的確な指示を出し、自身の仕事を全うした。それにより、受験生からもシャオロンの隊に入隊したいという奴も多数出て来た。このことから、お前らが幹部になることを認めよう。」
sho「あ、ありがとうございますっ！」
rb「俺も、とても光栄に思います…！」
2人は深々と頭を下げた。
gr「折角だし、Aからも何かあるか？」
「えぇ、僕？」
急な振りに困惑する。
「……うーん…言いたかったことはグルッペンくんが全て言ったし、僕が言えるとしたら、祝いの言葉くらいかな。2人とも、おめでとう。」
2人とも、目に涙を溜めているように見えた。
＿"7月6日、監視部隊所属ロボロと近距離部隊小隊長シャオロンが幹部となること認めます。"＿
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しめじ(プロフ) - ゆんさん» コメントありがとうございます！そして、最近更新が滞っており申し訳なく思います。しかし、完結までは必ず続けるつもりなので、それまで見てくださるととても嬉しいです…！ (12月11日 21時) (
レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 更新嬉しいです。この話だけは続き見たいのでページ残してます。これからも頑張って。 (12月10日 21時) (レス) @page10 id: c8a05a8ee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しめじ | 作成日時：2023年11月26日 22時
