【１６５】・ ページ22
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sho「Aさんが治療するん……って、後ろの人誰！？」
「まさか、犯人！？」と騒ぎ立てるシャオロンくんを、ひとまず宥める。
「違うから！彼は、知り合いの医術師なの。だから、早く彼を治療に当たらせて。」
sho「A様に知り合いっておったんや………」
「聞こえてるから。全く…失礼だなぁ。」
シャオロンくんの発言は後で訂正させるとして、今は治療が優先だ。シャオロンくんの案内の元、しんぺい神くんを怪我人のところまで送る。そこには、怪我人や他に、医療班と疲れ切ったゾムくんがいた。
「人、退かした方がいい？」
sn「いえ、もう良いです。覚悟は出来てます。」
「それなら良かったよ。あ、でも、直視はしない方がいいかもね。」
僕がそう言った瞬間、しんぺい神くんは怪我人の前で膝を着き、すぐさま患部に自身の手を突っ込んだ。たちまち、患部は光を放ち、周りには血飛沫が舞った。その光は以前よりも光を増していて、不思議なことに、光に包まれた怪我人達の幹部も癒えていく。
「………いや、何も不思議では無いのか。」
見物人とは、"神から力を授かった者"のことを指す。つまり、見物人は何が出来ても「神の力だから」という理由付けで済んでしまうのだ。
次第に光が収まっていき、光が消えた瞬間、しんぺい神くんは後ろに倒れる。僕はそれを支えるが、思ったよりも力が足りず、僕も後ろに倒れた。幸い、互いの頭は守れたから良かった。
「まだまだ、ひよっこだなぁ………。」
僕はふふっと笑い、寝転がったまま彼の頭を撫でる。
きっと、まだ自分の限界がわかってないんだろう。まあ、最近やっと自身の能力と向き合い始めたようだし、無理もないか。でも、まだ彼には時間がある。ゆっくりと理解を深めていけばいいのだ。
zm「…なんやねん………今の…………」
sho「何が起こったん…？全員の怪我、治ってんねんけど……。」
「…んー、説明するのは無理かなぁ。まあ、言うならば、君たちと同類ってことかな。」
zm「意味分からん。こんな奴と同類なわけなくね？」
僕は立ち上がって、しんぺい神くんを医務室へと運ぼうと、抱き上げようとするが、身長が縮んだ弊害か、引きずる形でしか運ぶことができなかった。
sho「あー、ええよ。俺運んどくわ。Aさんは受験者と兵士の統率お願いしてええ？」
「ん、わかった。」
僕は彼にしんぺい神くんを預けて、兵士や受験者達の元へと向かった。
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しめじ(プロフ) - ゆんさん» コメントありがとうございます！そして、最近更新が滞っており申し訳なく思います。しかし、完結までは必ず続けるつもりなので、それまで見てくださるととても嬉しいです…！ (12月11日 21時) (
レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 更新嬉しいです。この話だけは続き見たいのでページ残してます。これからも頑張って。 (12月10日 21時) (レス) @page10 id: c8a05a8ee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しめじ | 作成日時：2023年11月26日 22時
