【１５６】・ ページ13
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zm「おん！久しぶりやな！明日試験やから、今、宿とってきたところなんや。」
相変わらず、フードで顔が隠れており、表情が見えることはないが、彼がウキウキとしているということは伝わってくる。
「そっか。明日はゾムくんも参加するもんね。」
zm「今回の試験監督Aさんらしいやん！こんなに楽しみな日は今までに無いで？」
その発言に少しの狂気を感じる。素直に喜んでいいのか分からず、悩んでいると、あることを思った。
「……そっか。君にだから言うけど、明日は無闇に人に近づかないほうがいいかもね。」
zm「は？どういうこと？別に、Aさん以外のやつなんか興味あらへんからいいけど…」
まあ、人に近づかなくても、危害が及ぶ可能性のが高いけど。
「僕ももう城に戻るから、君も早く休んだほうがいい。」
zm「えー！久しぶりに手合わせしてくれんの！？」
「しないよ…！少し疲れてるんだ。休ませてくれ。明日、"本気"で戦うためにね。」
zm「……ひひッ。わかったわ。楽しみにしとるで。」
何か勘違いをされた気がするが、気のせいということにしておこう。明日はc国と我々国の均衡が揺らぐかもしれない日なのだから、少々本気を出したいのだ。
僕はすぐにゾムくんと別れて、基地のような城へと帰った。
ーーーーー
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城に帰ってすぐ、トントンくんに呼び出された。どうやら、無断で外出したことを相当怒っているらしい。苦笑いした僕を、誰も助けてくれることはなく、書記長室へと連れ込まれた。
tn「＿＿＿＿やから、今後は＿＿＿＿＿＿」
os「＿＿Aちゃん！！」
暫くの説教の後、やっと解放されそうになった時だった。扉が大きな音を立てて開き、そこには慌てた様子のオスマンくんが立っていた。オスマンくんは相当慌てていたのか、僕が「どうしたの？」と聞く前に、用件を述べた。
os「ここに居ったんか！実はな、さっきから一部の国民がA様ととある医師に礼を言いたいって城の前に押しかけてきてて！対応お願いしてもええ？」
「……え？」
tn「A、やっぱお前街中で騒ぎ起こしとったやろ。」
「そんなことないよ！ただ、少年が通り魔に刺されたから、それを治療しただけというか…」
os「絶対、それやろ………。その母親らしき人もいためう………。」
まさか、こんな大事になっていたとは。確かに、あの後、面倒だからと何も伝えずにその場を離れたが……。
僕はすぐに正門へと向かった。
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しめじ(プロフ) - ゆんさん» コメントありがとうございます！そして、最近更新が滞っており申し訳なく思います。しかし、完結までは必ず続けるつもりなので、それまで見てくださるととても嬉しいです…！ (12月11日 21時) (
レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 更新嬉しいです。この話だけは続き見たいのでページ残してます。これからも頑張って。 (12月10日 21時) (レス) @page10 id: c8a05a8ee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しめじ | 作成日時：2023年11月26日 22時
