永遠の愛を誓って俺のために…

28度目 ページ28

R side


ちんぷんかんぷん過ぎたけどいろいろカンニングしながら、適当になんとかレポートを書き上げた。


手を組んでぐーっと伸びをして時計を見ると思ったより時間が進んでた。


瑞稀に食べさせるお粥でも作って起きるの待ってようと立ち上がろうとした時に瑞稀が目を覚した。


『 んっ… 』


「 あ、起きた？ 」


『 はしもっちゃんどこ行くの 』


と、俺の服の裾を掴んだ。


「 お粥作ろうかなって、もうお腹痛くない？ 」


『 ん、もう痛くないよ 』


「 じゃあお粥作るから離して？ 」


『 みずきリゾットが食べたいなあ 』


「 分かった、リゾット作るからね 」


『 でも待って、1回こっち座って 』


言われた通りに瑞稀の横に胡座をかいて座ると俺の脚に頭を載せて寝転がった。


「 もう、瑞稀これじゃリゾットも作れないよ？ 」


『 りょおの膝枕でゴロゴロしたいのー、リゾットは優斗に持ってきてもらえばいいじゃん 』


優斗に持ってきてもらう、それはバイト先のメニューにあるリゾットを持って帰ってきてもらうと言うことか。


従業員は割引で商品を持って帰ったりお客さんとして行ったときに安く食べる事が出来る。


「 優斗にシフト代わってもらったのにそんなことお願いできるわけないでしょ、リゾットなら俺が作るから 」


『 やだ、何処にも行かないで 』


そう言って俺のお腹にぎゅっと抱きついてきた。


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