Flower Garden８

PerfectWorld３ ページ39

伶菜さんへと伝えた想い。





不器用な晴美の話を
真剣に聞いてくれた。




それから

｢ありがとう｣

と微笑む貴女の顔があまりにも眩しくて



思わず、ぎゅっと抱きしめてしまった。





自分からアクションを起こしておきながら
緊張で泣きそうになっている晴美を
じっと見上げる伶菜さんが

｢なに？その顔〜｣

とケラケラ笑う。




そんな伶菜さんの頬を
震える手で包み込み
そっと唇を奪った。




突然の事に
一瞬驚いた顔をみせたが


顔を離すと



くすっ
｢へったくそだなー…////｣



なんて顔を赤らめ
今度は伶菜さんが晴美の唇を奪った。




まさかの出来事に
目を閉じるのも忘れて。



唇が離れ
ゆっくりと目を開ける伶菜さんの
艶やかな表情に

心臓がうるさい。






晴美と目を合わせ
ふわっと笑った顔を見た時


伶菜さんからの愛が
返ってきた嬉しさで


自然と涙が溢れていた。







｢げっ!?ちょっと晴美っ////泣かないでよ…｣




｢だ、だってー…。。この想いが通じるなんて、思ってなかったから……｣




そう言ってワンワン泣くと


も〜、バカだなー////

なんて言いながら
優しく抱きしめてくれた。









これから先
2人が歩んでいく道が険しいとしても


『愛する人がいる』


その気持ちが永遠に続くと信じ


『今』を大切にしていきたいと思う。








それは
ステージの上でも。



辛い時もあるけど

俯かないで。




後ろに居るからね。





みんなが。


そして晴美が。






ずっと輝き続ける為に


これからも一緒に笑っていようね。









ーーーおまけーーー





｢ねぇ、伶菜さん。晴美ね、仕事もプライベートも毎日が充実したPerfectWorldにしたい!!
…そ、その、、だから…ずっと一緒に居ようね////｣



と勇気を振り絞って伝えた晴美に対し



くすっ
｢えー？それは晴美の頑張り次第だな〜笑｣




と舌を出す伶菜さん。


に、ちょっぴり拗ねた晴美。




しばらく見て見ぬフリをされ
落ち込んでいると




ぎゅっ

｢あぁ、、もー…////
私は晴美が隣にいれば
いつだってPerfectWorldだから…////｣





なんて、らしくない発言に
悶絶した晴美なのでした。







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