Flower Garden ６

スダンナ×夏恋２ ページ41

スダンナは悩んでいた。




スダンナーーということで行ってきます


YURINO良かったな。今日こそキメてこい


スダンナいや自信ない。さり気なくスルーされてるし。いける気しない。


YURINO大丈夫。応援してるから頑張れよ。





なんてゆりのちゃんに背中を押してもらったが
到底いける気がしない。




『憧れ』が『好き』に変わってから
必死にアピールした。




だけど当の本人は
そんな私の気持ちを知ってか知らずか
何を言ってもスルーで。




何度も諦めようとした。




だけどね…


どんなに心が折れかけても
あの笑顔で名前を呼ばれるとね…。





「ねぇスダンナ〜…♡」



なーんて言って首をかしげて笑うアナタ。




ダメなんだよなー。



ずるいよ////




タイミングよくやってくる
夏恋ちゃんのデレ期。



そしてまた深みにハマっていく。




天然な小悪魔なんだろうな。



そんな夏恋ちゃんに振り回されていると分かっていても、やっぱり好きで。





いつか…



いつかは言えるといいな、なんて。







まぁ、きっと私の気持ちなんて
知る由もないだろうし


言ったところで伝わらないかな。





なんて
半場諦めている。







それでも
愛しいアナタに会いたくて



しっかりと結び直したスニーカーの紐に
少しだけ願いを込めて



大好きな
夏恋ちゃんの部屋へ向かった。









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