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甘えぐせ3 ページ34

萩花が気の済むまで
泣いて話すのを
ずっと腕の中で背中をさすって聞いていた。




昔から
『お姉ちゃん』として我慢してる萩花が時々
こうしてママに甘える姿を
『妹』として見ていたから。





萩花が求めているのは『答え』ではなく
ただ傍にいて、こうして『聞く』という事。




誰にも言えなかった本音を
うまく吐き出せたのかな?




泣き疲れてウトウトしだした萩花の頬を
優しく撫でると、少しだけ微笑んだ。

その幼い顔に、懐かしさと嬉しさを覚え
ブランケットをそっと掛けなおす。





あ。


ダメだ。



「しゅーか?こんな所で寝ちゃダメだよ?
風邪ひくから、歯磨きしてベッドいこー?」



「んー…Zzz」




夏恋の服をぎゅっと掴んで
まるで赤ちゃんみたいな萩花が可愛すぎて
くすっと思わず笑ってしまう。





その瞬間、萩花が目を覚まして
スタスタと洗面台に歩いて行ってしまった。




あーぁ。

もういつもの萩花だ。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





同じベッドにもう一度入った2人。



だけど今度は背中を叩いて

「しゅーか…腕枕してあげるー。」

と後ろから抱きしめた。






別に、やっていらんわー。
なんて言いながらもニコニコしている
あまのじゃく萩花は、もういつも通りだった。




「夏恋…ありがと。」
なんて言う、らしくない萩花に
ニコニコを通り越してニヤニヤしてると
「もー。早く寝ろ////」
と無茶苦茶な事を言う。




だから…

「しゅーか大好き♡」

と素直に伝えた。






その時
萩花がこっちを向いたと思ったら

そのまま夏恋の胸に顔をうずめて目をつぶった。



それから
萩花の寝息が聞こえてくるまで
そんなに時間は掛からなかった。




萩花が眠ったことを確認して
「おやすみ♡」
とおデコにキスをしてから
夏恋も眠りについたのでした。









.

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Lee(プロフ) - glipさん» なるほど〜(・∀・)無意識に思うがまま書いてましたが…少しミステリアスな雰囲気があった方が、面白いストーリーになる、という事ですね…(*>ω<)参考になります〜(^^) (2018年5月5日 7時) (レス) id: c22b2cd173 (このIDを非表示/違反報告)
glip(プロフ) - 今回のちょっとドロドロした感じのやつもまためっちゃいいですよね!純粋にイチャイチャしてるのも好きなんですけど、今回のドロドロした感じのもめっちゃ好きです!(語彙力) (2018年5月5日 3時) (レス) id: cb61dc1f71 (このIDを非表示/違反報告)
Lee(プロフ) - glipさん» ありがとうございます(´∇`)毎晩なんて…嬉しい限りです!!また是非、わしゅうか愛を語りあいましょう(笑) (2018年5月2日 0時) (レス) id: c22b2cd173 (このIDを非表示/違反報告)
glip(プロフ) - 覚えててもらえてたんですね!わしゅうか愛してるレベルに大好きで毎日寝る前にかならずここのお話見てから寝てます!これからも頑張ってください! (2018年5月1日 23時) (レス) id: cb61dc1f71 (このIDを非表示/違反報告)
Lee(プロフ) - glipさん» 気付けばシリーズ6です!いつもありがとうございます(^^)たしか、萩花×伶菜が好きだと言って下さってましたよね?また色んな2人を書いていきたいと思うので、また読んで下さい(・∀・)勿論感想もお待ちしてます〜(笑) (2018年4月30日 22時) (レス) id: c22b2cd173 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Lee | 作成日時:2018年4月30日 19時

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