伶菜の歌声2 ページ31
立ち上がった瞬間
萩花に手を引っ張られ
気付けば腕の中にいた。
「…っっ////なによ!放してっ!!」
「……………。」
「なんなの?!さっきから!
黙ってないでなんか言ってよ!!」
と泣きわめく私を強く抱きしめて
ボソッ
「………ごめん。」
と呟いた。
それでも私の気持ちはおさまらず
「嫌だ!萩花に応援してもらえないなら、もう歌いたくない!!」
なんてワガママを叫んだ。
すると
私をぎゅっと抱きしめて
「だって…
萩以外の大切な人に向けて歌う歌なんて聞いたら
拗ねるしかないやんか!」
と今日イチの声で言い返してきた萩花。
……え?
びっくりして思わず顔をあげる。
「…………。」
「……なんやねん。…どんなけ大切な人やねん。」
と言ってる萩花の耳が赤くて。
愛しさが溢れ出した。
くすっ
「え…なに?…萩花それで機嫌悪かったの?」
少しずつ笑いがこみあげる。
「いや…別に。普通やし////」
「ぷっ(笑)…あははは!!萩花拗ねてたんだ!
最近MACOちゃんばっかりだったから!
あはは!やばい!可愛い!!笑」
と安心から笑いが止まらない。
すると
ぐいっ
「もー!うっさいねん////」
そういって強引に口を塞いできた萩花の行動に
身体の熱が急上昇するのを感じた。
そのまま押し倒されるのかと
思ったんだけど
唇を放して
なぜか私の頬を優しく撫でていた萩花。
そして
「…ただのヤキモチだよ。ごめん。」
とまっすぐ謝ってくれた。
「……ねぇ萩花?」
「ん?」
「あのさ、私、親友と恋人の違いくらい理解してるよ?////大切の種類が違うでしょうよ。」
と微笑んで返事をする。
もー。
萩花可愛すぎる。
だからさ…
「恋愛ソングを歌う、私の歌声は…
萩花だけのものだよ////」
そういって
頬を撫でていた手を掴んで
優しく手にキスを落としたのだった。
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Lee(プロフ) - glipさん» なるほど〜(・∀・)無意識に思うがまま書いてましたが…少しミステリアスな雰囲気があった方が、面白いストーリーになる、という事ですね…(*>ω<)参考になります〜(^^) (2018年5月5日 7時) (レス) id: c22b2cd173 (このIDを非表示/違反報告)
glip(プロフ) - 今回のちょっとドロドロした感じのやつもまためっちゃいいですよね!純粋にイチャイチャしてるのも好きなんですけど、今回のドロドロした感じのもめっちゃ好きです!(語彙力) (2018年5月5日 3時) (レス) id: cb61dc1f71 (このIDを非表示/違反報告)
Lee(プロフ) - glipさん» ありがとうございます(´∇`)毎晩なんて…嬉しい限りです!!また是非、わしゅうか愛を語りあいましょう(笑) (2018年5月2日 0時) (レス) id: c22b2cd173 (このIDを非表示/違反報告)
glip(プロフ) - 覚えててもらえてたんですね!わしゅうか愛してるレベルに大好きで毎日寝る前にかならずここのお話見てから寝てます!これからも頑張ってください! (2018年5月1日 23時) (レス) id: cb61dc1f71 (このIDを非表示/違反報告)
Lee(プロフ) - glipさん» 気付けばシリーズ6です!いつもありがとうございます(^^)たしか、萩花×伶菜が好きだと言って下さってましたよね?また色んな2人を書いていきたいと思うので、また読んで下さい(・∀・)勿論感想もお待ちしてます〜(笑) (2018年4月30日 22時) (レス) id: c22b2cd173 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Lee | 作成日時:2018年4月30日 19時