Flower Garden ６

求めるもの おまけ ページ28

「ね、ねぇってば！萩花////」



何度も呼びかけても無反応な萩花。




角を曲がって晴美達が見えなくなった頃
やっと繋いでいた手を離して
萩花が振り返った。






「………なに？」




なに？じゃないっつーの！

マジで伶菜と何やってたの！？




…まさか…より戻してないよね？！





「…だから、、伶菜とーー…」




「いつもながら…
わしこには、かなり言ったから、もう大丈夫だと思う。まぁ、どうせただの痴話喧嘩だし。
だから、もう首突っ込むの止めよ。後は本人達にまかせよう。」





……そうなんだ。



ちゃんと冷静に話をしてくれていたんだ。





慣れてるなー。




私なんて晴美の涙見てただただ焦って
慰めることしか出来なかったけど。






「ねぇ萩花？」




「…なに？」




「ほんとにもう…伶菜の事吹っ切れてんの？」




そう聞くと

切ない顔で私をみつめる萩花。






すると

人差し指を伸ばして
私の眉間のシワを押してきた。




ぐいっ
「楓と違って………」



「え？」



「萩は、潔く引き下がってるんだよ。もう…」




そう言ってニヤリと笑った。





「……か、楓も潔く諦めてるわ！！////」





「え？今めっちゃ未練タラタラな顔してたよ？」





「う……うるさいっ！！////」





バシッと萩花の背中を叩くと
眉を下げて笑っていた。








本当は萩花も未練タラタラなくせに。




夏恋からコッソリ聞いちゃったもんね！





でもK&Kの内緒だから、知らないフリしててあげるよ。






未練タラタラ同盟は

私だけが知ってる秘密の同盟だからね。









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