伶菜BIRTHDAY３ ページ47
萩花がため息まじりに話し出す。
「で…どうしたの？急に。
てか、めっちゃ酔っ払ってんじゃん。」
すると、突然真波が萩花の両肩を掴んだ。
「ねぇ、あんたバカなの？！」
「ちょ！まーちゃん！！」
慌ててみおちんが止めるが
真波は離そうとしない。
「萩花……目逸らすんじゃないよ。
私が何言いたいか分かってんでしょ？」
「酔っ払い。みおちーん？早く連れて帰ってー？」
萩花が苦笑いして、みおちんに助けを求める。
「……萩花、このまま逃げんの？」
「もー。なにが？とりあえず手離してよ。」
真顔で、少しだけ真波を睨んだ萩花。
「ちょっと、まーちゃん？
ほら、萩花も痛いから…。ね？ちょっと落ちつ…」
「ねぇ、萩花？もう１回言うけど。
このまま逃げんの？」
まっすぐに萩花を見つめる真波に
いい加減ため息をもらす萩花。
「はぁー…。
ねぇ、まー？…もう、わし子とは終わったの。
Flowerに居ない萩は、あの人に愛される資格なんて無いの。だから…」
「バッカじゃないの？！！」
真波が大声を出す。
「ちょっ！まーちゃん！！ね？もう帰ろ？」
「みおちんちょっと黙って。
ねぇ、萩花。
アンタが本気で伶菜を好きだって言ったから…
アンタが本気で伶菜を大切にするって約束したから…
私は2人を応援するって言ったの！忘れたの？」
「…………。」
「そう伶菜にも言ったんでしょ？
何があっても一緒に居よう、って。
アンタが伶菜を幸せにするって言ったんでしょうが！！！」
ボソッ
「……何が分かんだよ……」
「え？」
「まーには、萩の気持ちなんて分かんないじゃんか！！」
萩花が泣き出した。
「分かるよ！ずっと萩花の傍に居るんだから！！」
その涙を見て真波も泣き出した。
「ねぇ、萩花…？あんた、もう伶菜の事好きじゃないの？」
「…！！？」
「伶菜他の人の女になっても何とも思わないの？」
「そんなの…
そんなの…嫌に決まってる……」
そう言って泣き崩れる萩花。
「好きなんでしょ？ちゃんと今も。」
「当たり前じゃん。一瞬たりとも忘れた事ない。」
「よし。それでこそ萩花だ。」
そう言って泣きながら笑った真波。
そして、ぎゅっと萩花を抱きしめた。
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Lee(プロフ) - glipさん» コメントありがとうございます！この２人私もめっちゃ好きです！萩花の引退悲しすぎて未だに引きづってますが…変わらずこの２人の話も書いていけたらなぁと思ってます。また良かったら読んで下さいねー！ (2018年2月13日 22時) (
レス) id: c22b2cd173 (このIDを非表示/違反報告)
glip(プロフ) - 毎回楽しみにしてます！わしゅうかめっちゃ好きです！これからも頑張ってください！ (2018年2月13日 22時) (レス) id: cb61dc1f71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lee | 作成日時：2017年12月2日 23時
