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もがきながら足音が聞こえる方を向いた。









誰もいなかった。







私の勘違いだった。






バカだなって思ってる時間もなくて






ズルズルとどこかに連れて行かれる。









ドンッ







幸運にも、もがいた私の足が男の足に当たり、





その隙に男を押して見事に逃げ切ることができた







そのまま振り返ることもせずに私は走った。







.





家に行くと誰もいなかった。





お母さんも仕事で遅いって言ってた、




とりあえず今は誰かの側に居たくて。




そして怖くて。




涙で水たまりができそうなくらいに溢れた。





無意識というか、勝手にかずにいと慎の家に向かった。












ピンポーン






「はーい」




私に気づいたのか、変な声で出てきたかずにい。




○「かずにっ、、うっ、(泣)」




壱「っちょ、は!?泣くなって!」






やっと安心できる人にあったせいでまた涙が出てきた




壱「どうしたん!?」





一生懸命心配してくれてるのに




涙が邪魔でうまく喋れなかった

9→←7



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作者名:じゅり | 作成日時:2017年8月17日 22時

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