刀剣女士 さんじゅうご！ ページ41
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そっか、僕と長谷部が一緒にいた頃を見ているわけだね。
僕と長谷部、宗三、不動を家臣たちに楽しそうに自慢する信長さんを見て不思議と心がぽかぽかした。
この後に薬研がくる…
僕は大切にされていたんだなぁ。
僕を自慢する信長さんも、僕を手入れする信長さんも、僕を戦で振るう信長さんも…
どの信長さんもとても生き生きしていた。
振るわれている僕も、なんだか楽しそう。
これじゃあ、戦闘狂だなんだって言われてもしかたないね〜。
映像は信長さんが本能寺で亡くなって、僕が黒田にいくところで終わった。
そしてまた一人、闇の中に。
今みたもので、思い出したこともあればまだ忘れていることも…そして、嫌な過去もあった。
『これが…僕の背負うべき業か』
きっとあの盗賊が幸せな尊い三人の命を奪ったのも…僕を狙ってのことだったんだろうね。
僕を作ってくれたあの人は僕を恨んでいるかな？
でも…そのおかげで今がある。
『さて…そろそろ帰ろうかな』
さっきから僕を呼ぶ声がうるさくて仕方ないや。
“くろ…いい加減…目を覚ませ”
今起きるってば…せっかちだなぁ長谷部は。
“くろ姉さんっ…うあっ…ひぐっ”
ちょ、泣かないでよ五虎退。
“くろ…、私は…”
いち兄もそんな暗い顔しないでって…
“くろ！おきなかったらおこりますよ！またあそぶっていったじゃないですか！！”
僕まだ折れてないって…今剣は変わらないね
“頑張れ…折れるなよ！！”
うん、折れないよ
君達おいて、折れるとか無理だから。
僕はぐいっと引っ張られるがまま、上から差し込む光に吸い寄せられていった。
「─────！───！！──、───…」
「──…」
何やら声が聞こえる。
これは…長谷部と翠かな？
まったく…人の睡眠妨害してんじゃないよ。
瞼をあげて驚かせようとしたのに…その瞼が開くことはなかった。
こんな会話が聞こえてきたから。
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聖カコ(プロフ) - 作者名、確かに響きがいいですね。この作品に癒やされてます。いつも更新感謝です。 (2019年4月23日 22時) (
レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
聖カコ(プロフ) - 素直じゃない長谷部可愛い。宝箱イベ、宝箱の鍵は出ても蔵の鍵が出ない・・・ (2019年4月10日 21時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
月下(プロフ) - 長谷部の小説少ないので嬉しいです！基本的に箱推しなので、みんなの分読みたいんですよね〜。更新頑張ってください！ (2019年4月4日 13時) (レス) id: 44bf1c6ca4 (このIDを非表示/違反報告)
聖カコ(プロフ) - 我、長谷部沼の住人なり・・・伽羅ちゃんも大好きですが。面白いです。更新頑張ってください！ (2019年4月3日 17時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
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