１５３話〜誠side〜 ページ6
誠｢ただいまー｣
・・・。
朝と同じく、しんとしたまま。
Aが外に出た形跡は無いのに、リビングは静まり返ったまま。
不思議に思いながら、辺りを見回す。
Aの部屋のドアが少し開いていた。
起きたんだと思って部屋の前まで行ってみる。
誠｢A？いるの？｣
返事は無い。
もしかして具合悪いとか？
何となく嫌な予感がして部屋のドアに手を掛ける。
誠｢A？入るよ？｣
そっと部屋を覗くものの、Aの姿は無い。
几帳面なAはいつも掛布団を綺麗に整えているのに、今日はベッドから半分くらいずり落ちている。
珍しいな…と思いながら再びリビングに戻る。
誠｢A…？｣
見渡すけれど、どこにもAの姿は無い。
靴も上着もあるのに。どこに行ったんだ？
ちょっと自分に不安や焦りが出始めたとき、ガタン！ガラガラガラ！と何かが崩れる大きな物音が聞こえた。
洗面所…？
続いてドンッ！と鈍い音が聞こえ、なにごとかと音のした方に急いだ。
誠｢A？どうしたの？大丈夫？｣
｢・・・っ｣
返事は無いものの、苦しそうにうめくような声が微かに聞こえた。
なんか大変な事になってる…？
嫌な予感が確信に変わり、勢いよくドアを開けた。
誠｢A！｣
そこには、顔面蒼白で苦しそうなAが倒れていた。
誠｢A!?｣
慌てて駆け寄り、ぐったりとしているAを抱き寄せると、もの凄く汗をかいていた。
誠｢どうした!?大丈夫!?｣
苦しそうに眉間にしわを寄せたAが、うっすらと目を開ける。
でもその表情はうつろで、意識を保っているのがやっとな感じ。
｢……まこ…さ…｣
やっとのことで絞り出した声は、今にも消えてしまいそうなくらい小さかった。
誠｢A！どうした!?気持ち悪いの!?｣
俺の質問に、Aは頷くのがやっとだった。
これはヤバいやつだ。
すぐに病院に連れて行かないと。
誠｢A、今病院連れてってやるから…もう少し頑張れ！｣
Aは変わらず苦しそうに顔を歪めている。
何だよこれ。
Aに何が起きた!?
そっとAを抱きかかえ、車に乗せて急いで病院に向かった。
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晴日(プロフ) - ManAさん» 記者がどんな風に書いたのか気になりますよね(^_^)今じっくり考えてるところです。もうちょっとまっててくださいね！ (2014年12月26日 22時) (
レス) id: 64f701f18e (このIDを非表示/違反報告)
ManA(プロフ) - いよいよなんですね！それにしても、あの記者はどういう風に、載せたのでしょうか？笑更新待ってます (2014年12月26日 12時) (レス) id: 431fdc9fff (このIDを非表示/違反報告)
晴日(プロフ) - ManAさん» そうです(*^^*)いざという時は強いんです、女の人って(^^)主人公も、守られっぱなしじゃないんです(*^ー゜) (2014年12月17日 18時) (レス) id: 740bd5f89a (このIDを非表示/違反報告)
ManA(プロフ) - 主人公強い！笑笑やっぱり女っていざというとき強いんですかね？笑 (2014年12月16日 23時) (レス) id: 669658a306 (このIDを非表示/違反報告)
晴日(プロフ) - ManAさん» この先は、波風立てずにラブラブな生活をさせたいなーと思ってます(*^^*)記者はもう一回は出てくる予定ですよ(´ー｀) (2014年12月16日 6時) (レス) id: 740bd5f89a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴日 | 作成日時：2014年11月22日 2時
