１８３話 ページ36
ご飯を食べ終え、食器を洗っているとまこさんがキッチンへと入ってきた。
誠｢拭くの手伝うよ｣
そう言って洗い終えた食器を手際よく拭いていく。
2人で並んで食器を片づけているだけなのに、それだけで幸せな気分になってしまうのは、さっきのまこさんの言葉のせいかな？
こんなに想ってもらえて、大事にしてもらえて…
私はまこさんのその気持ちにちゃんと応えられているのかな？
誠｢A？どうしたの？…具合悪くなった？｣
｢えっ？いや、なんでもないです！｣
思わずボーッとまこさんを見ていたらしく、不思議そうに顔を覗き込まれた。
大丈夫、と言うと｢そう？ならいいけど｣と言って再び片付け始めるまこさん。その穏やかな表情に、なんだか胸がキュッと締め付けられる。
｢…まこさん｣
誠｢んー？｣
｢大好き｣
誠｢え？｣
手を止めて私の方を見るまこさんに、もう一度同じ言葉を投げかける。
｢…まこさんの事が、大好き｣
誠｢……うわっ！｣
ガチャン！と持っていたお皿を落として、慌てるまこさん。
お皿は割れて無残な姿になっちゃった。
2人で散らかった破片を拾い集める。
静かな部屋の中に、拾い集めた破片の音が、カチャカチャと響く。
言ってから恥ずかしくなってきた私は、無言で破片を拾い集めた。
誠｢どうしたの？突然そんな事言うなんて｣
沈黙を破ったのはまこさんだった。
冷静そうに見えるけど、まこさんもきっと照れてる。耳が赤くなってるもん。
｢すみません…。でも今の素直な気持ちを伝えたかったんです。まこさんはさっき自分の思いを話してくれたじゃないですか。だから私も、今思ってることを伝えたかったんです｣
誠｢そっか。…ありがと。でも好きな気持ちは、僕だって負けないよ？｣
顔を上げたまこさんと視線がぶつかる。
真剣で、熱い眼差し。
私は目が逸らせなくて、じっとまこさんを見つめた。
そしてそのま、ままこさんの顔が近づいてくる。
ゆっくりと重なった唇は、瞳に負けないくらい熱い。
ついばむような軽いキスの中に、時々交じる深いキス。
どれくらい時間が経ったのかな？
たぶんそんなに経ってないんだろうけど、もの凄く長い間キスをしていたような錯覚。
でもそんな錯覚も消し去ってしまいそうなくらい、まこさんとのキスに夢中になっていた。
まこさん、大好き。
私にとっても、まこさんの存在は大きいんですよ？
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晴日(プロフ) - ManAさん» 記者がどんな風に書いたのか気になりますよね(^_^)今じっくり考えてるところです。もうちょっとまっててくださいね！ (2014年12月26日 22時) (
レス) id: 64f701f18e (このIDを非表示/違反報告)
ManA(プロフ) - いよいよなんですね！それにしても、あの記者はどういう風に、載せたのでしょうか？笑更新待ってます (2014年12月26日 12時) (レス) id: 431fdc9fff (このIDを非表示/違反報告)
晴日(プロフ) - ManAさん» そうです(*^^*)いざという時は強いんです、女の人って(^^)主人公も、守られっぱなしじゃないんです(*^ー゜) (2014年12月17日 18時) (レス) id: 740bd5f89a (このIDを非表示/違反報告)
ManA(プロフ) - 主人公強い！笑笑やっぱり女っていざというとき強いんですかね？笑 (2014年12月16日 23時) (レス) id: 669658a306 (このIDを非表示/違反報告)
晴日(プロフ) - ManAさん» この先は、波風立てずにラブラブな生活をさせたいなーと思ってます(*^^*)記者はもう一回は出てくる予定ですよ(´ー｀) (2014年12月16日 6時) (レス) id: 740bd5f89a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴日 | 作成日時：2014年11月22日 2時
