１５９話〜誠side〜 ページ12
Aを休ませ、携帯電話を持って外に出る。
明日からの遠征でここを離れている間、Aの身の回りの手伝いを頼もうと、見知った番号に電話を掛けた。
長い時間、呼び出し音が鳴り続ける。
練習だったかな？あとでかけ直そうか…と思っていると、呼び出し音が切れて電話の向こうからゴソゴソと物音が聞こえた。
玲≪もしもーし？こちら川島恋愛相談所でーす！≫
誠｢……｣
俺が待ち構えていた低い声ではなく、予想外に元気で甲高い声が聞こえて、思わず耳から電話を離す。
俺、掛け間違えてないよね？
ディスプレイに表示されている名前は、確かに『川島永嗣』。
すると電話に出たのは玲奈さんか。
玲≪もしもーし？聞こえてるー？≫
誠｢…永嗣の携帯に掛けたよね？｣
玲≪うん。えーじ君は今シャワー中でーす！電話鳴ってて見てみたら長谷部さんだったから、勝手に出ちゃった！≫
相変わらずテンション高いなー(笑)
昨日の俺たちとは雲泥の差だわ。
誠｢…で、川島恋愛相談所ってなに？｣
玲≪私が長谷部さんとAの事、何も知らないとでも思ってるのー？ちょっと前から騒がれてたでしょ？恋人の存在がナントカって≫
誠｢さすが(笑)｣
玲≪で、そのうち助け船を求めて連絡来るんじゃないかなー？ってえーじ君と話してたってわけ。当たったでしょ？≫
誠｢まあ…(笑)｣
鋭いな(笑)玲奈さん恐るべし。
これはAが入院したなんて言ったら、俺、ぶっ飛ばされそう…。
誠｢本当の用事は玲奈さんにあるんだけど、その前に永嗣に話しておこうかと思って電話したんだ｣
玲≪なに？あたしが直接聞いちゃダメな話なの？≫
誠｢いや、いいと言えばいいんだけど…いろいろ事情が絡んでまして。永嗣にことわりを入れてからじゃないと玲奈さんに頼めないと思ってね｣
玲≪あれ？今回は相談じゃなくて頼みごと？≫
誠｢うん。問題は…あるにはあったんだけど、それは2人で解決できたから｣
玲≪それで頼みって？…あ！えーじ君！長谷部さんから電話だよ！≫
どうやら永嗣がシャワーから出てきたらしい。
電話の向こうから｢なんで勝手に出てんの(笑)｣と永嗣の声が聞こえる。
誠｢玲奈さん、とりあえず永嗣に代わってくれる？｣
玲≪うん、わかった。えーじ君、長谷部さんが代わってって≫
永≪おう、どうした？Aちゃんとケンカでもしたのか？≫
誠｢いや、今回は頼みがあって｣
何でこの2人は、俺が電話するといつもAとケンカしたと思うわけ？
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晴日(プロフ) - ManAさん» 記者がどんな風に書いたのか気になりますよね(^_^)今じっくり考えてるところです。もうちょっとまっててくださいね！ (2014年12月26日 22時) (
レス) id: 64f701f18e (このIDを非表示/違反報告)
ManA(プロフ) - いよいよなんですね！それにしても、あの記者はどういう風に、載せたのでしょうか？笑更新待ってます (2014年12月26日 12時) (レス) id: 431fdc9fff (このIDを非表示/違反報告)
晴日(プロフ) - ManAさん» そうです(*^^*)いざという時は強いんです、女の人って(^^)主人公も、守られっぱなしじゃないんです(*^ー゜) (2014年12月17日 18時) (レス) id: 740bd5f89a (このIDを非表示/違反報告)
ManA(プロフ) - 主人公強い！笑笑やっぱり女っていざというとき強いんですかね？笑 (2014年12月16日 23時) (レス) id: 669658a306 (このIDを非表示/違反報告)
晴日(プロフ) - ManAさん» この先は、波風立てずにラブラブな生活をさせたいなーと思ってます(*^^*)記者はもう一回は出てくる予定ですよ(´ー｀) (2014年12月16日 6時) (レス) id: 740bd5f89a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴日 | 作成日時：2014年11月22日 2時
