転職失敗【d!】

14万円 ページ15

”




ｶﾞﾁｬ


??「おっはよーございまぁす！」

「………あの、ノックしていただければ幸いです」





「鬱大先生」


急に開けられて心臓がバクバク鳴っているとも知らずに壁に寄っかかっているのは鬱大先生
相変わらず自分に向ける目が、ギラギラと獲物を狙う肉食動物のように光っている


ut「いややぁ、鬱大先生なんて」

ut「鬱君でええで？」


「…鬱先生でも？」

ut「…それは嫌やなぁ」


「んじゃあ大先生で」


素っ気なさげにそう言うと、大先生はチェッと頬を膨らませた
そう簡単に乗せられるような女じゃないもんで^^(←うざい)


ut「…今日は初日やからお仕事体験みたいなもんや」

ut「俺と『2人』で回るんやで」


語尾に♡が付きそうな甘ったるい声で今日の流れを説明してくれた
前の仕事場の先輩にもこんな奴いたような気がする

連絡1000通は流石にキモくて即ブロックしたけど



ut「早速行こか！…と言いたいところなんやけど……」

「？なんですｋ」


ｸﾞｩｩｩｩ………

「ﾊｯ……!!!」



そういえばお腹空いてたんだった
女子とは思えないほど大きな音がお腹ら辺から出てしまい、顔が熱くなる


ut「ふはっ、やっぱりな！朝ごはん先に食べよな」

「は、はい………」


笑って流してくれたところは優しいと思う
真顔でいられるのが一番気まずいと言うか、恥ずかしいというか………

耳まで真っ赤になった自分の頭に大きな手が乗せられた


「わっ……」

ut「…うん、やっぱり癒やし最高……!!!!」


「え、あ、は、はぁ………」


どうやら癒やし判定されているらしい
これで癒やしなんて言ったらどうなるんだ？

でも逆らったら何されるか分からないので、黙って撫でられておく


ut「…よし、書類チャージ完了！行くで！」

「はい」





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どもども、ハサミです☆

10,000hitありがとうございまぁあああああす!!!!

いやぁ過去最高6位も頂いてしまって誠に光栄でございます……！
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これからAは超脱法ブラック会社から脱出できるのでしょうか！
最後までお付き合いいただけると幸いです…！

これからも『転職失敗』をよろしくお願いいたします！




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