第2話〜太陽の国へ〜 ページ2
Aside
初めてみる、王宮は
大きくて遠くから見るのと全然違っていた
ババ様)そんなジロジロ見てないで
早く行くよ
そう言ってババ様はまた私の手を引いた
A)ねぇ、まさか
王宮の中まで入れるの？
ババ様)あぁ、Aの実力が認められたのじゃ
と、その前になんだその服
そう言ってババ様は
私の服を見た
A)え？私なりに一番いいの着てきたんだけど
ババ様)まったく、ちょっとこっちへこい
そう言ってババ様は私のために
私のために美しい服を用意してくれた
A)わぁ、ありがとう
ところで、私は今から何を？
そう言った瞬間に扉が開き
王族のたちがイスに座っている
そして現国王が
私に向かっていった
国王)A･レミリア
そなたに特別任務を言い渡す
雨の公国、第五王女になりすまし
太陽王の妻になれ
え！？
私は目をぱちくりとさせた
そのまま、陛下は続ける
国王)申し訳ないなぁ、娘たちが全員行くのを
渋ってしまって、もし断ればこの国は
滅ぼされてしまうんだ、引き受けてくれるかね？
私は呆然とした
そんな大切なこと、私には荷が重い
だけど、これは国のためなんだ
A)承知しました。この大役しっかりと努めさせていただきます。
こうして、私は生まれ育った雨の公国を出て
太陽の公国へ嫁ぎに行くことになったのだ
キトラ)A…本当に行くの？
キトラが寂しそうに尋ねてきた
A)うん、行くよ
この国は守るために
家に帰り、旅立ちの準備をしながら
私は答えた
キトラ)太陽王は冷酷で残虐だというよ？
怖くないの？
A)…そうだね
怖くないっていったら嘘になるのかも
だけど、これから起こるすべてのことが
楽しみで仕方がないんだよ
私はそう言って、すべての旅支度を終えた
キトラ)そっか、元気でね
またいつか、会える日まで
『バチッ…』
え？私はその音ともに
その場に倒れた
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作者名：神姫 | 作成日時：2017年12月4日 1時
