第10話 大切な時間 ページ10
牧野side
お昼休みになり私は非常階段に
走っていった
花沢類に会うために
類)よっ！
牧野)は、はやいね
さっき学校にきたの？
類)うん、さっき起きたから
そう言ってあくびをした
私はこの時間が好きだ
出来るなら誰にも邪魔されたくない
それぐらい花沢類は特別なんだ
だけど、ハッキリさせないといけないこともある
牧野)あ、あのさAはあれから大丈夫？
類)んー、俺も会ってないんだよね
そう言って花沢類は
ぼーっと外を見つめた
牧野)へぇ…花沢類は好きなんだよね？
Aのこと…
私がそう言うと花沢類は
驚いた顔をして
類)なに？急に…
俺、そんなことゆったっけ？
牧野)顔に書いてあるもん
Aが来たら、もうここには来ないの？
類)さぁ、どうだろ
きっと来るんじゃないかな
牧野)なら、私はお邪魔ね
類)牧野は素直だね
ここにAを連れてきたりなんかしないよ
ここは俺とあんたの秘密の場所だからね
その時の笑顔で私はまた
この人に惹かれてしまった
どんなことでも素直に話せる
花沢類を私は取られたくなかった
そして放課後
帰る支度をして階段を降りると
？)あ、つくし
前から現れたのは
Aだ
どうして、今学校に？
A)さっきね、手続きをしてきたんだ
明日からここに通えるんだ
嬉しそうなAに対して
私は不安で仕方なかった
牧野)へぇ、そうなんだ
よかったね
私はサラッとそう言うと
Aは浮かない顔をして
A)…つくし、何か怒ってるの？
私、何かしたかな？
牧野)怒ってはないよ、ただ
花沢類のこと、あまり振り回さない方がいいん
じゃないかな？
道明寺もすごく気にしてたから
本当は自分の大切なあの時間を
奪われるのが怖くてこんなことを言ってしまった
それなのにAは
A)うん、わかってるよ
みんな、類が大好きなんだね
私の言葉にAは笑顔で答えた
この笑顔の裏に隠された秘密を私はまだ知らなかった
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麗 - 今後の展開気になります。もう更新はされないのでしょうか？ はじめて読んでとても好みなもので、、、 (2019年5月19日 19時) (
レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)
真衣(プロフ) - 読んでみて好きになりました続きが気になります更新しないんですか。 (2018年11月18日 20時) (レス) id: 8a81daf0e7 (このIDを非表示/違反報告)
yuria眠り姫(プロフ) - 矮楼二号さん» 読んでいただいてありがとうございます！あ、本当ですか？私は和菓子屋さんのところで西門と呼んでいたのが印象に残っていたのでそう書いてしまいました(._.)また詳しく調べて変えさせてもらいますね ！また感想もお待ちしてます！ (2018年7月30日 22時) (レス) id: d7f4db0143 (このIDを非表示/違反報告)
矮楼二号(プロフ) - 初めまして、この作品を読ませて頂いてる者です。 類は総二郎のことを西門ではなく、総二郎と呼んでいたような気がするのですが… 勘違いだったらすみません… (2018年7月30日 17時) (レス) id: 3618a0892a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神姫 | 作成日時：2018年7月2日 18時
