ﾟ+花より男子ﾟ+Flower Boys｡・:＋°

第3話 惹かれ合う2人 ページ3

牧野side






帰り道、私は
あの女の子が気になりながら歩いていると







？)ケンケンパっ
あら？さっきの！








そう言って前から歩いてきたのは
さっきの女の子だ









牧野)あなたは一体ー？








？)私は三日月 A！
あなたの名前は？









牧野)…牧野、つくし









この子も道明寺たちと同じ世界の住人
なのかな？









A)つくし！よろしくね









牧野)う、うん
そういえば、あなた病院は？









A)ちゃんと退院してきたよ
ねぇ、類知らない？









Aはどうやら花沢類を
探しているようだ









牧野)もう、帰っちゃったかもね
学年が違うからわかんないや









そう言って私はスタスタと
自分の家を目指した









司)あ、おい！
牧野！









牧野)道明寺！
どうしたの？慌てて









家につきそうになったとき
道明寺が現れた









司)あいつ、見たか？
病院で手続きしてる間にどっか行きやがった










牧野)さっき、学校にいたよ
花沢類を探してたみたい
ねぇ、あの子は誰なの？









司)あー、やっぱりか
あいつか？あいつは俺の元婚約者だ
まぁ、色々あって破談しちまったけど









え、そうなの？
私は驚きを隠せなく鞄を落とした









司)お、おい
昔の話だよ、あいつは俺なんか見てねぇ
いつでも類のことしか眼中にねぇよ









牧野)へぇ、そうなんだ
なんであんたが探してんの？









私の言葉に道明寺は
慌てふためいた









きっと花沢類とAの仲を引き裂いたのは
道明寺なのだろう









？)あれ〜、2人とも何してんの？









え、この眠たそうな声は
花沢類！？









類)あれ、司
Aと一緒にいたんじゃ









司)手続きしてる間に
どっかにーっておい
どこ行くんだよ









この時、私はわかったんだ
花沢類もきっとAの帰りを待っていたんだ









この人はいつも静かだけど
取るべき行動がわかっている









かっこいいけど少し悔しい
やっぱり私はまだ花沢類が好きなのかもしれない









牧野)ねぇ、道明寺
少し時間ある？教えてよAのこと









私はそう道明寺に告げた

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