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第18話 俺の想いは… ページ18

司side






Aと類はいつだって一緒にいた
気持ちを伝えなくても見ていればすぐにわかった









俺はそんなAと類の関係を
いつもぶち壊したくなる









司)ここでいいわ、後は自分で歩く









そう言って俺は
車を降りて類の家へ向かった









すると、類の家の方向から
Aが歩いてきた









司)よぉ、相変わらず人の迷惑も考えねぇ女だな









俺の言葉にAは
顔をあげず、その場を通り過ぎようとする









俺は無視をされたと思い少しイラッとして
Aの腕を掴んだ









司)おい、無視すんー…









A)っー…









顔を上げたAの目には
大粒の涙があった









状況を飲み込めず俺は慌てた
どうして、類と会っていたはずのAが泣いているんだ?









A)…









Aはそのままフラフラと歩きながら
帰ろうとしている









俺はそんなAを後ろから抱きかかえた









A)…なにすんの、やめてよ









Aは顔を隠しながら暴れようとしたが
俺は何も言わず、そのまま
Aの家まで送り届けた









司)…なんで泣いてんだよ









家の前で俺は
Aにたずねた









A)…泣いてないよ









司)いや、泣いてるじゃねぇか
どうして、類はよくて俺には頼らねーんだよ









俺の言葉にAはハッとなり
また下を向いた









A)もう、類には頼らないよ
それに司にも頼らない
誰にも迷惑かけない









司)そんなの無理に決まってるだろーが
お前は何考えてんだ









A)じゃあ、どうすればいいの!
もう、わかんないよ










また涙を流して
うずくまるAを見て俺はしゃがんで言ってやった









司)いいか、一度しか言わねぇからよく聞け
明日から俺がお前といてやる
だから、俺を頼れ、いいな?









俺はそう言い残しその場を去った









なんで俺はあいつのために
ここまでしてしまうんだろう









俺の気持ちは昔から
何も変わっていないのかもしれない









そう感じてしまう、夜であった

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- 今後の展開気になります。もう更新はされないのでしょうか? はじめて読んでとても好みなもので、、、 (2019年5月19日 19時) (レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)
真衣(プロフ) - 読んでみて好きになりました続きが気になります更新しないんですか。 (2018年11月18日 20時) (レス) id: 8a81daf0e7 (このIDを非表示/違反報告)
yuria眠り姫(プロフ) - 矮楼二号さん» 読んでいただいてありがとうございます!あ、本当ですか?私は和菓子屋さんのところで西門と呼んでいたのが印象に残っていたのでそう書いてしまいました(._.)また詳しく調べて変えさせてもらいますね !また感想もお待ちしてます! (2018年7月30日 22時) (レス) id: d7f4db0143 (このIDを非表示/違反報告)
矮楼二号(プロフ) - 初めまして、この作品を読ませて頂いてる者です。 類は総二郎のことを西門ではなく、総二郎と呼んでいたような気がするのですが… 勘違いだったらすみません… (2018年7月30日 17時) (レス) id: 3618a0892a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神姫 | 作成日時:2018年7月2日 18時

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