赤髪さんは愛が重い (ページ8)

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補習と告白ページ8

数日後、私は渚と一緒に放課後の補習を受けることになった。

「カルマ、ごめんね？今日補習あるから一緒に帰れないの」
「え？待つよ。一緒に帰りたい」

いや補習ってかなり長いんだけど…

「なんか悪いよ。お願い今日だけは…ね？」
「わかった。気をつけてね？」
「うん」

最近、カルマの愛が重いと感じるようになった。
登下校も教室移動も常に一緒。
男子と話すと無理矢理引き剥がされるし、
女子と話すと会話に混ざってくる。

まぁかっこいいから許せてしまうのだけれど…

約二時間の補習が終わった。

「Aちゃんも理科苦手なんだね」
「理系全般無理なんだ…」

渚は本当に可愛い。優しいし話しやすい。

「渚とゆっくり話せるのって久しぶりだな…嬉しい」
「カルマくんは束縛激しいもんね。大丈夫？」

別にカルマが嫌なわけじゃないけど、
私だって色んな人と話したい。
制限されると嫌な気分になる。

「渚とももっと話したいのになぁ…」
そう呟くと、渚はいきなり立ち止まった。

「僕ね、Aちゃんのこと好きだったんだ」

「え…？」

「カルマくんがいたから言えなかったけど、
もし辛かったら僕のところに来て？大切にする」

渚は優しいし大好きだけど、私にはカルマがいる。
怒られるのは怖いな…

「…なんてね！困らせちゃってごめん…伝えたかっただけだから！」

「ありがとう渚、嬉しかった。でもカルマに怒られちゃうから、ごめんね…」

「言えてよかったよ。また明日ね！」

「またね！」

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Aを一人で帰らせるのは不安で
こっそり待っていたら
渚くんと一緒に帰っているのを見ちゃった。

…あれ？
Aは俺のことが好きなんだよね？
なんで渚くんに笑顔を向けてるの？

許さない…

お仕置きだね♡