赤髪さんは愛が重い

お風呂とワンピース ページ12

目を開くと誰もいなかった。
ただ、身体中が痛くて動けない。
呆然としたまま動かないでいると、部屋にカルマが入ってきた。

「おはようA、お風呂入ったら？」

声を聴くと昨日のことを思い出してしまう。
早くこの汚い身体を綺麗にしたい。
顔を見ずにゆっくり頷くと、カルマは私を抱き上げた。

「いや…触らないで…」

掠れた声で抵抗する。触れられるのが怖い。

「昨日はごめん。でも歩けないでしょ？」

確かにそうだ。今は大人しくするしかない。

「今日は休みだし、ゆっくり入ってね」



温かいシャワーを浴びて、少し落ち着いた。
カルマが急に優しくなっている気がする。
それすらも気持ち悪い。
昨日までは好きな気持ちが少しだけ残ってたのにな。

お風呂から上がると、着替えが用意されていた。
下着も白いワンピースもサイズがピッタリで、
背中がゾクリとした。

どうやって調べたんだろう…

逃げられない問い→←痛みと快感(※R18注意)

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