あなたから【粗品さん side】 (ページ18)

今日:6 hit、昨日:4 hit、合計:35,755 hit

18 ページ18

・

『…うん、言い訳にしか聞こえへん。』

粗｢…。｣

『あのとき、めちゃくちゃ辛かったしなんで？って何回も思った。自分のことほんまに責めた。』

粗｢…うん。｣

『…やから、そのことについて粗品さんが自分を責めて後悔してるのは分かったから、』

下向いて後悔してた顔を思わずあげる。

『…粗品さんは、いま私の事どう思ってるん？』

粗｢A…。｣

Aがそう聞いてくれて、肝心な自分の気持ちを言ってなかったことに気づく。

粗｢…好き、やから。東京と大阪で遠距離なるけど、付き合って欲しい。｣

自分でも顔が赤くなってるのがわかるくらい緊張してるし照れもある。

Aをちらっと見ると、微笑んでくれてて。

『…わたしも好き。やから、よろしくお願いします』

こう、返事をしてくれた。

遠距離なるのは不安やし、3年前と同じ結末になるかもしれへん。

でも、こうやってAと本音で話し合えたら。

そしたら、少しでも未来は明るくなるはず。

粗｢…なぁ、A？｣

『ん？』

粗｢めちゃくちゃクサイこと言っていい？｣

『なに？(笑)』

粗｢…初めて会った時から別れも告白も俺からで自分勝手で申し訳ないんやけど、何があっても、好きって言いに行くから。俺からちゃんと。｣

『…クサイなぁ(笑)』

粗｢なんやねん(笑)｣

Aとやったら、大阪で東京間だけじゃなくて、何キロ離れてたって乗り越えられると思う。

だって、何回でも好きって言い行くから。

・

『風邪の時に実は告白されてたんやけど』

粗｢…え、あれって夢ちゃうかったん！？｣

・

fin