検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:3,574 hit

7話 ページ7

『それじゃあ、行こうか。』

ふにゃあ、と少年_ライト・クリスタルは、そう言う

「...っえ?い、行くってどこに__!?」

Aの言葉は途中で途切れた。

サァァァアア...

少年、カレナ、Aの足元に魔方陣が現れる。

「へあっ...!?お、お姉ちゃ_!」



「ん、にゃ...?ここ、は...?」

Aは見知らぬ平原で目を覚ました。

回りには小さな少年がおり、優しい光を纏っている。

『ああ、起きた?』

「へ、え...?ライト・クリスタル...だよね...?」

『そうだよ、まあ、キミとカレナちゃんが離れたから分離したの。それで小さくなったんだよ。』

へえ、とAは言う。

(ここは...フィア・スティア?)

『あ、“グランディア”だよ、Aちゃん。危ないよ。』

「ひぁぁぁああっ!?」

Aの後ろに大きな熊が現れる。

そしてその熊、グランディアはAに向かって拳を振り下ろす。

避けきれなかったAは目を見開く。

スローモーションの様にゆっくりと時間が経つ。

「危ないっ!」

誰か分からない、青年の声が聞こえた。

ザシュッ

刹那、グランディアの首が切れる。

「っえ、あ...?」

Aは、訳が分からないという顔をしている。

「大丈夫か?君。」

青年はAに振り向く。

(あれ?そういえばライト・クリスタルは...)

キョロキョロとAは回りを見回すが、居ない。

「...?なにか探しているのか?」

何も答えずに回りを見回しているAを不思議に思ったのか、青年は聞く。

「あ、いえ...。ありがとうございます。」

Aは立ち上がり、お辞儀をする。

「いや、大丈夫だ。僕はサーファ。サーファ・リレスだ。騎士団に入っている。」

「私はAです。A・グリダーンです。えっと...」

「ん?」

「あ、えっと、遠くから来た者で...。よくここら辺の事が分かっていなくて」

そうか、とサーファは言う。

「それなら、まずはギルドに入ると良い。」

「ぎ、るど...?」

「ああ。まあ、小さな団体が多いが。」

8話→←6話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:異世界 , ファンタジー , 名前変換オリジナル , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:春雪 | 作成日時:2017年5月11日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。