…へぇ…… ページ3
晴矢side
頼まれていた買い物を済ませ、園に戻ると、練習をしていたはずのAの姿がなかった。
どこかに出かけてんのか？方向音痴なのに？
「特大ブーメランだぞチューリップ」
「はぁ？うるせぇよ風介。で、あいつは？」
顔合わせて早々貶しにかかってくる風介の言葉を、適当にあしらって俺は質問をする。
すると風介は、微笑ましい。という顔をして答えた。
「ヒロトと買い物だそうだ」
「…へぇ……」
あいつと買い物、ねぇ…
と、ここで、俺は1つ、気になることができた。
「…なんであの方向音痴に任せたんだ？」
「タツヤに聞いてくれ。私が頼んだわけではないからな」
「そのタツヤなら、さっき出掛けて行ったわよ」
そう教えてくれたのは、タイミングよく顔を出した玲名。
いないか。まぁでも、大方予想はつく。
どうせ面白そうだとか、現状一番ヒロトを扱えるってとこだろう。
「さっきAから連絡が来たわ。迷子だそうよ」
玲名がスマホをいじりながら言った。
やっぱり…
「やっぱりねぇ…なんか、行く途中で迷って、全然知らないとこに出たんだって」
ひょっこりと顔を出したリュウジは、続けて「あ、晴矢おかえり」と言った。
俺は「ただいま」とだけ言って、スマホを確認する。
「……何も来てねぇ」
俺にだけなんの音沙汰もねぇ。どういう事だよ。
玲名はいいとして、なんでリュウジには送って、俺には何も来てねぇんだよ。
「遂に愛想尽かされたんじゃない？」
「なっ……」
玲名のその一言に、ドキっとしてしまう。
もし、もしもの話で。本当にそうだったらどうしよう。
いや別に、関係がチームメートぐらいになるだけだ。実害はない。
というか、今現在、明確に付き合っているわけでもないから、あまり変わる事はないはず。
そんな事を悶々と考えていると、風介が笑いながら俺に、
「あいつは結構一途な所あるだろう。だから平気じゃないか？」
と言った。
「そうね。A、変なとこで奥手になるから」
「だね。ま、ヒロトさんを好きにってのは無いだろうよ」
玲名とリュウジも同意していて、少し安心……した所に、風介がニヤニヤしながらこの一言。
「……逆はあり得るかもな」
「なっ……なん、何言ってんだお前！」
逆？
つまり、ヒロトがAを？
…そんなの、いいわけねぇだろ。
「あくまで可能性の話だ。深く考えるな」
風介はそういったけど、そんなの無理だろ。
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アルヘナ - 更新できてなくてすみません！進学し生活が安定してないので、安定してきたら更新再開します! (2019年4月12日 13時) (
レス) id: b4401219f2 (このIDを非表示/違反報告)
ミティア - イナイレの彼らにあんな事やこんな事面白かったです。お疲れ様でした！ (2019年4月10日 21時) (レス) id: a8c24a5fe9 (このIDを非表示/違反報告)
アルヘナ - 純愛大好きさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年3月31日 4時) (レス) id: b4401219f2 (このIDを非表示/違反報告)
アルヘナ - 灰崎ヒロト(元.吉良晴矢)さん» シチュいただきました！ (2019年3月31日 4時) (レス) id: b4401219f2 (このIDを非表示/違反報告)
純愛大好き - こんばんわ！純愛大好きです！イナイレの彼奴らにあんな事やこんな事も見させていただいています！イナイレの小説で一番アルヘナさんが好きです！個性的な名前なので覚えてくださると嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2019年3月28日 22時) (レス) id: f584b2ae42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルヘナ | 作成日時：2019年2月27日 12時
