生徒になった怪異さん

にじゅうさん ページ4

ヤシロサイド







今日は転校生がやってきた。(降ってきた)



名前はAAらしい。


かわいい名前…顔も可愛い……


花子くんには警戒されたけどいい子だし大丈夫かなと油断していた矢先＿









・









バシャッ









八「…う」


頭がくらくらする。そういえばAちゃんにバケツの水をかけられて………



八「水かけられた！」

ばんっと思いっきり立ち上がった。


が、体は人間のまま。




(よかった…)




少なくとも魚じゃなかっただけ安心だ。


……ん？足元に、水…？





ってことはここ、


八「境界…？」






すると女の人がこちらへ向かってくる。思わず身構えた。




桜「目が覚めた？」

桜「乱暴はしないよう言っといたんだけど、あの子話を聞かなくって」



八「あなたは、花子くんの彼女‼」








桜「…違 司「えぇーーーーーッッ‼」




司「サクラあまねと付き合ってたの⁈マジで⁈」

夏「嘘ですよね⁈嘘ですよね⁈」

『サクラ…そうゆう趣味だったんだ……』


禁断の恋ダネ、とAちゃんが冷やかしていた。



八「Aちゃん？」

『ギクッ』



ななななんで？



『エート…司「Aはネー俺のコイビトー」


八「恋人ッ！」



Aちゃんの恋人と名乗る男の子はそう言って、桜と呼ばれる女の人にひっぱたかれていた。



(仲よさそう……)









桜「改めて、初めまして。八尋寧々さん」

桜「私は七峰桜、高等部の三年生」


桜「そしてあなたと同じ、願いの対価に怪異と縁を結んだ人間よ」




八「私と同じ………？」









桜「私が縁を結んだ相手はこの子」

桜「ちょっと子供っぽいけど、意外と頼りになるのよ」

司「あ？」


自称Aちゃんの彼氏がお菓子を食べながらこっちを向く。




八「夏彦先輩は…」

桜「ああ…」


夏彦先輩に視線を向けるとキリッとしたドヤ顔を向けてきた。

桜「あれは空気みたいなものよ」

八「そ…そうなんですか」

意外と扱いが雑……





八「えっとそしたらAちゃんは、」

Aちゃんの方を向くと、あの自称彼氏さんに頭を撫でてもらっていた。さも当然のように撫でられているので彼氏っていうのは本当かな？




司「おシゴトおつかれサマーさっすがA♡」

『髪ぐしゃぐしゃになる』






桜「Aは…私でも正体がわからないの」

八「え……」






正体がわからないって…

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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