忠告 ページ5
授業の合間、休憩時間に私は特別教室などを簡単に案内した。彼は記憶力がいいようで一度案内するとどうやらある程度の位置は覚えられるそう。生徒会の仕事があり少し呼び出されていた昼休み、購買に行かないとお昼ご飯がないという杠葉くんに一人で行けるかと問えば自信ありげにピースサインをされた。私も仕事さっさと終わらせなければお昼ご飯を食べられなかったため急いで終わらせてお弁当を取りに行くため一度教室に戻れば流石男子高校生、机いっぱいにパンを置いた杠葉くんと目が合った。
「ちゃんと場所分かった？」
口いっぱいにパンを詰め込みハムスターのように膨らませ、こくんと頷く。こんな癒し動画見たことあるなと思いつつ、それなら良かったと机の横に掛かっていたランチバッグを手に取り私は教室を後にした。ああ、早く行かなければ。さっきから主に晴と不破先輩、副会長からのメッセージが止まらない。
「…遅れましたー。」
「遅くね？購買…でもなさそう。」
教室に入るなりすぐにこちらを振り返ったローレン、私が連絡もなく遅くなったことが不思議らしく手元を見るなり購買に行っていたという可能性も潰したローレンはさらに首を傾げてしまう。
「ちょっとお仕事任されて、行ってきた。」
「え、何で呼ばん？」
「え？」
「つか連絡してくれ？普通に心配してた。」
「…過保護？」
「でもねえよ。」
いつもの通りローレンの座る席の隣に腰掛けてお弁当箱を開ける。今日は寝坊しちゃったから冷凍食品多めである。いいよね冷凍食品、私は特にグラタンが好きで冷蔵庫には常にストックしてあるくらい。それを2つほどレンジで温めて入れて来た。たまにはこういうお弁当でもいいよね。
「あ、そういば前に話してた例の転校生。俺のクラスでしたよ。」
「え？」
「あ、そうなんだ。甲斐田くんのクラスに来たんだね、どんな子？」
「どんな…？女の子です。」
「それだけ？」
「…はい、そうですけど。」
成程、晴のクラスにも同じタイミングで転校生が来たのか。それにしても印象が女の子、だけってどんなけ興味ないんだ。お腹が空いたうえに時間もない私は晴の話を聞きながら黙々とご飯を食べ進めていく。
「え、普通もっと気になるよね転校生って。」
「そうですかね？」
「なあA、今日は卵焼きないん？」
「寝坊しちゃったからない。」
「ガチか。」
一瞬話題に上がった転校生の話、しかしその話題もすぐに変わりいつもの空間へと切り替わった。
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はるた。(プロフ) - purin1127yさん» コメントありがとうございます！自分ペースにはなりますがこれからも更新していきますので、よろしくお願いします！ (3月23日 11時) (
レス) id: 1d5bdf50b7 (このIDを非表示/違反報告)
はるた。(プロフ) - 蝶形苺_DIAさん» コメントありがとうございます！嬉しすぎるお言葉です😭 (3月23日 11時) (レス) id: 1d5bdf50b7 (このIDを非表示/違反報告)
purin1127y(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます。無理しない程度に更新頑張ってください‼︎ (3月22日 3時) (レス) id: da4c80d9fc (このIDを非表示/違反報告)
蝶形苺_DIA(プロフ) - まっじでおもろい！小説家になれると思いますっ！更新楽しみにしてます😍 (3月19日 22時) (レス) @page47 id: b7f5c20393 (このIDを非表示/違反報告)
はるた。(プロフ) - 継森さん» コメントありがとうございます！こちらこそ、読んでいただいてありがとうございます！誤字のご指摘もありがとうございました、訂正いたしました！ (3月19日 22時) (レス) id: 1d5bdf50b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるた。 | 作成日時：2024年1月6日 22時
