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「おはようございます。」
「おはようA！」
「ああ、おはよう佐伯くん。相変わらず元気だね。」
「そうか？」
ドアを開けてすぐ、挨拶をしながらお店に入ると出迎えてくれたのは既に到着していたらしい佐伯くんだった。彼もまた緋八くん、宇佐美くん、そしてもう１人のバイトメンバーである赤城くんと同じ高校に通う1年生。にぱっと笑ったときに見える八重歯が可愛らしい、元気の良い男の子だ。とても声の大きい彼がシフトに入っているときはいらっしゃいませ、の挨拶の声が休憩室にまで聞こえている。
「じゃあ着替えてくるね。」
「了解！」
ホールから私を見送ってくれる佐伯くんを背にロッカーへ。途中奥にある倉庫から大きな荷物を抱えて出て来たのは緋八だった。
「おはよう緋八くん。」
「その声はAちゃん？おはよう！」
「大量の荷物だね、手伝うよ。」
「ええよええよ！先着替えておいで！因みに今日はテツと3人のシフトやで！」
「あ、うん。佐伯くんにはさっき会ったよ。」
「そっか、じゃあ今日も1日頑張ろなあ！」
朝から元気な2人だ。いや、元気なのは宇佐美くんや赤城くんも変わりないか。あの高校に通う子たちはみんなあんなにも元気なのだろうか。…いや、イブくんはあんなにはっちゃけた元気のあるタイプではないか。ロッカールームでひとり、考えながら着替える。最後に部屋に備え付けられている鏡で身だしなみをチェックして、それからホールへ。さて、今日も頑張るか。
・
「ありがとうございました、またお越しください。」
大盛況、とまではいかないにしてもこのカフェを訪れる客足は途絶えることはなかった。高校生らしき人から大人、お年寄りまで幅広い年齢層のお客さんが代わる代わる訪れるこのお店、注文を取って料理を作って提供して、お皿を洗って。やることはひっきりなしにある。暇と感じる間も、また他のことを考える暇もなく時間は過ぎていく。
閉店の時間が近づいて、最後の1人が退店すると店の奥でお金関係の仕事をしていた薫子さんが顔を出し「ケーキがあるから食べて行きなさに。」と優しい笑顔と共に言ってくれた。その言葉を有難く頂戴し、許可をもらって紅茶やジュースを淹れて3人で窓際の日当たりの良い席を選んで座る。
「んー！美味い！」
「やっぱ薫子さんの作るケーキは世界一やなぁ！」
「そんなに褒めてもらってもおかわりのケーキくらいしか出ないわよ？」
「いや出てる出てる！」
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はるた。(プロフ) - purin1127yさん» コメントありがとうございます！自分ペースにはなりますがこれからも更新していきますので、よろしくお願いします！ (3月23日 11時) (
レス) id: 1d5bdf50b7 (このIDを非表示/違反報告)
はるた。(プロフ) - 蝶形苺_DIAさん» コメントありがとうございます！嬉しすぎるお言葉です😭 (3月23日 11時) (レス) id: 1d5bdf50b7 (このIDを非表示/違反報告)
purin1127y(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます。無理しない程度に更新頑張ってください‼︎ (3月22日 3時) (レス) id: da4c80d9fc (このIDを非表示/違反報告)
蝶形苺_DIA(プロフ) - まっじでおもろい！小説家になれると思いますっ！更新楽しみにしてます😍 (3月19日 22時) (レス) @page47 id: b7f5c20393 (このIDを非表示/違反報告)
はるた。(プロフ) - 継森さん» コメントありがとうございます！こちらこそ、読んでいただいてありがとうございます！誤字のご指摘もありがとうございました、訂正いたしました！ (3月19日 22時) (レス) id: 1d5bdf50b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるた。 | 作成日時：2024年1月6日 22時
