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レジ内にある小さな冷凍庫から氷の入ったカップを取り出してありさんへと渡す。お金のトレーにはぴったりの金額が乗せられており、レジに入力してレシートをそのままゴミ箱へ。いつもレシートはいらない、というありさんだからそれもちゃんと理解している私は渡す前にそのままゴミ箱へと入れるのだ。割引券や引換券がついているときは別だけど(それがついていてもいらないからあげるよ、というありさん。私は有難くポケットに入れさせてもらっている)。
ありさんはコーヒーメーカでカフェラテを作ったすぐあと、そのままイートインスペースへ足を運ぶ。レジからも良く見える場所にあるそのスペース、最早ありさんの定位置といっても過言ではなかった。その場所で何かしているわけではなさそう、ただ入って来るお客さんを観察したり、スマホをいじったり。家に帰ればいいのにという本音は飲み込んだ、だって多分何かしら理由があってここにいるだろうから。
来店を告げる音が響いて、反射的にいらっしゃいませと動く口。入って来たお客さんは見たことがない人で、半袖シャツから覗く腕にはそれはそれは派手なタトゥーが見え隠れしていた。髪色も派手で、サングラスも掛けているその人は来店するなり真っ直ぐドリンクケースへと歩いていく。
最近、こういうタトゥーを入れている人が増えたような気がする。接客業をしていて思うこと。目につくからつい見てしまうが、派手な身なりのせいか見過ぎたら怒られそうと勝手に思って慌てて目を逸らすのがいつもの私。
「これ、お願いします。」
「はい、お伺いします。」
「すいません、後煙草の197番もお願いします。」
「おひとつで宜しいですか？」
「はい、お願いします。」
そうこう考えているうちにレジへとやってきたそのお客さん、彼の言う煙草をひとつ手に取り再び戻る。ぴっ、ぴっ、といくつかの商品をレジへと通して、あっという間に会計は終了。最後にありがとうございました、と軽く頭を下げてそのお客さんは帰って行った。
「ねね、ありさん。」
「はいはいどうしましたAさん。」
ありさんが座るスペースに近寄り、壁に背を預けて彼の名前を呼ぶと見ていたスマホをわざわざ仕舞って椅子をこちらへ寄せてくれる。
「ああいう見た目厳つい人ほど優しかったりしません？」
「あーね、ちょっと分かるかも。」
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お茶呑み星人(プロフ) - nrちゃんの目からハイライト消えた姿になるのてぇてぇです、ありがてぇです。おじさんどうなっちゃうのかなわくわくすっぞ！ (5月7日 13時) (
レス) @page22 id: f23fab1da2 (このIDを非表示/違反報告)
ばおばぶ(プロフ) - いつもウキウキで読ませていただいております！(大好きです！)最後に最推しが！！出たので驚愕歓喜でクソデカ感情抱えながら大の字になっちゃいました！！！ありがとうございます:(っ ;ᾥ; c): (3月8日 21時) (レス) @page18 id: 5e815c05a6 (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - 凄い好きです！！！！更新待ってます🥂✨ (2月11日 23時) (レス) @page16 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
宝石 - とっても面白くて大好きです!更新ふぁいとです！ (1月25日 19時) (レス) id: 81d1859980 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるた。 | 作成日時：2023年11月13日 0時
