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既にに無い惣菜に加えて、まだ並んでいるものも廃棄の時間が近づいてきたために数個作っておく。キッチンはレジの右奥に存在しており、少し顔を出せばすぐだるまさんの様子は見えるようになっている。試しに覗いてみれば顔を俯かせ指先を動かす様子が見えて、ああまたゲーム化ともう何度目かになるかも分からない溜息を吐いた。
フライヤーのボタンを押し、熱々の油に沈んでいくチキンをただぼーっと見つめた。1から9、そして0と一列に並んだボタン。その横にはタイマーが赤く光っており、あと何分で出来上がるのか静かに分数を数えていた。
来店を告げる不協和音が鳴り、最早反射と言ってもいい速さで私の口からいらっしゃいませの言葉が溢れた。油でぱちぱちと跳ねる音が騒がしか、私の声が店内にまで届いているかどうかも怪しいがそれでも言わないよりマシだ。
「あ、おまっ、やめろ！！」
ただでさえ大きな声だと言うのに、レジ方向から聞こえて来たのはいつもよりもっと大きなだるまさんの声。近くにいたら鼓膜とか破けてたんじゃない、コレ。一体何だとキッチンから少し顔を出すと、見えたのはスマホを大事そうに抱えるだるまさんとレジの向こう側から手を伸ばす大柄な男性、もといありさん。
「何やってんすか、アンタら。」
「あっ、A！助けろ！ありさがが俺のこといじめる！」
「いじめてへんやろが。大体お前が」
「ありさん、荷物貰いますよ。」
「あ、ありがとう。」
これ以上そのままにしておくと、2人の言い合いがヒートアップして何か余計な事態を引き起こしかねないと察した私はすかさずありさんに声を掛ける。彼の手には店頭受け取りの荷物がいくつかあり、その受付はレジで済ませなければいけないのだ。だるまさんの体をぐいぐい押しのけて荷物を受け取り、さっさと処理を済ませていく。
「預かりの荷物も3つあるんやけど。」
「3つぅ？しゃーないな。ちょっと待っとれ。」
「さっさとしろよ。」
「待ぁっとけってえ！」
うちは店頭受け取りの荷物だけでなく荷物の集荷も行なっている。今日は3つらしい。因みに言うと私は誰かが荷物を持って来ているところを見たことはない。
ありさんに言われ店の奥に引っ込んだだるまさん、しばらくして腕に荷物を抱え戻ってくる。
「これで全部あるやろ。」
「3つ、うん。大丈夫。」
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お茶呑み星人(プロフ) - nrちゃんの目からハイライト消えた姿になるのてぇてぇです、ありがてぇです。おじさんどうなっちゃうのかなわくわくすっぞ！ (5月7日 13時) (
レス) @page22 id: f23fab1da2 (このIDを非表示/違反報告)
ばおばぶ(プロフ) - いつもウキウキで読ませていただいております！(大好きです！)最後に最推しが！！出たので驚愕歓喜でクソデカ感情抱えながら大の字になっちゃいました！！！ありがとうございます:(っ ;ᾥ; c): (3月8日 21時) (レス) @page18 id: 5e815c05a6 (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - 凄い好きです！！！！更新待ってます🥂✨ (2月11日 23時) (レス) @page16 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
宝石 - とっても面白くて大好きです!更新ふぁいとです！ (1月25日 19時) (レス) id: 81d1859980 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるた。 | 作成日時：2023年11月13日 0時
