Q.日本煙草多すぎ問題 ページ5
先輩たちから貰ったご飯を只管に口の中に入れてはもぐもぐと咀嚼を繰り返す。時折喉に詰まりかけ、咳が止まらなくなる。その姿に驚いたのは先輩たちのようだったらしく、目を見開くと大きな手が私の背中に回り優しく擦ってくれた。
「ちょっ、勢いよくかき込みすぎちゃう？」
「んっ、ごほっ、…そう、ですか？」
「もしかしていつもそんな感じ？」
「いつも…？大体こうやって食べてますけど。」
「何をそんな時間に追われてるん？大丈夫？」
いやもう癖だから今更治そうにもなかなか難しい。何かに追われてるとかそういうわけじゃないけど、腹に溜まればそれでいいので。だから時折こうして咽こむこともある。なんだか先輩たちの視線がさっきよりも鬱陶しくなったような気もするけど気にせず最後までご飯を食べ、すっかり満たされた。
「…ご馳走様でした。」
食べ終えてさっそく立ち上がるとゴミを全て捨てて、着ていた上着を脱ぐ。それから自分のロッカーに持ち物を詰める。背後では何やらゲームの起動音が聞こえ、ついに堂々とサボり始めたと呆れた。まあいつものことなんだけどさ。長袖の上に制服を着て前のジッパーを閉めるとようやく頭がバイトに切り替わる。とはいっても今からやって来るであろうお客さんの人数なんてたかが知れているが。
「バニさん、もう上がりですよね。お疲れ様です。」
「おー、お疲れ。でももうちょいおるわ。」
「はーい、ほら行きますよだるまさん。」
「え、ちょっと待ってこの敵だけ倒させてお願い！」
「はいはい行きますよ。」
座り込んでゲームをしていただるまさんの腕を掴んで立ち上がらせ、それでもゲーム画面から目を離さない彼が体をぶつけないように誘導しレジ内まで戻る。まずは彼を椅子に座らせ、私は出勤のため名札をレジに通した。
さて、ここからが長い。壁に体を預け、ぼおっと店内を見渡す。あ、トイレ前の電気切れ掛けじゃん。
「ねえ、ねえだるまさん。」
「んー？」
「あそこの電気、替えてきてくださいよ。切れかかってます。」
「んー。」
「聞けよ人の話。」
「あっ、オイ！」
画面に釘付けになっている視線をこちらへ向けさせるため画面をわざと隠すように手を出すとその綺麗な顔がようやく私の方に向いた。
「電気、替えてください。」
「電気ぃ？どこよ。」
「ん。」
私が指したトイレ、彼は面倒臭いが顔に出ていたがそれでも重たい腰を上げて一度更衣室に戻ると手には蛍光灯を持ってそちらへ向かった。
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お茶呑み星人(プロフ) - nrちゃんの目からハイライト消えた姿になるのてぇてぇです、ありがてぇです。おじさんどうなっちゃうのかなわくわくすっぞ！ (5月7日 13時) (
レス) @page22 id: f23fab1da2 (このIDを非表示/違反報告)
ばおばぶ(プロフ) - いつもウキウキで読ませていただいております！(大好きです！)最後に最推しが！！出たので驚愕歓喜でクソデカ感情抱えながら大の字になっちゃいました！！！ありがとうございます:(っ ;ᾥ; c): (3月8日 21時) (レス) @page18 id: 5e815c05a6 (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - 凄い好きです！！！！更新待ってます🥂✨ (2月11日 23時) (レス) @page16 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
宝石 - とっても面白くて大好きです!更新ふぁいとです！ (1月25日 19時) (レス) id: 81d1859980 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるた。 | 作成日時：2023年11月13日 0時
