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「えっと、ここで合ってる？」
マンションの下に着いたところで車を停めてもらう。するとシスコさんからの第一声がそれだった。
「はい、合ってます。」
「一人暮らしで合ってるよね？」
「そうです。」
彼が私にこう聞いてくるのも無理はないだろう。このマンション、外見は普通のマンションと何ら変わりない。しかしシスコさんがその立地に疑問を感じているのだと思う。駅から近場に立地しているこのマンション、シスコさんのなかにある疑問としてはたかだか一介の女子大学生が家賃を払えるようなマンションではないだろ、ということなのだと思う。私もその意見には何の反論もない、そもそも私だってそう思う。
だがしかし、立地が良くてある程度セキュリティもしっかりしており尚且つ俺の家と離れてたら嫌！なんていう何とも面倒くさい彼女みたいな台詞を言うような人が身近にいるのだ。それにお金も権力だってある人だから私が逆らえるようなことはない。
「ありがとうございました、シスコさん。」
「大丈夫よ。また何かあったらすぐ連絡すること。いい？」
「はい、ありがとうございました。」
トランクから自転車を下ろしてもらい、駐輪場に止めてからもう一度シスコさんに頭を下げる。エントランスに入り、すぐ近くにあるエレベーターのボタンを押した辺りで背後から車の排気音が聞こえた。ちんっ、と耳馴染みの良い音共に開いた扉に体を滑り込ませる。階層のボタンを押し、木庭地に到着するまでの間何となくスマホを触る。こんな短い時間でもスマホに手を伸ばしてしまう辺り現代人の闇すら感じてしまった。これが依存症というやつか。
あっという間に到着し、部屋を目指す。一番角部屋、そこが私の部屋だ。
鞄から鍵を取り出し、差し込んだときに嫌な予感がした。鍵が閉まっていないのだ。簡単に開いてしまった扉に嫌な予感がしたけれど、玄関で揃えられた靴を見て安堵する。同時に部屋の奥からばたばたと走って来たその人物。
「おかえりー。」
「…部屋来るときは予め連絡してくれないと困るよ、若。」
「はいその呼び方辞めてくださーい。お兄ちゃんやろ？」
「うるさい。」
ピンク色の髪を揺らしながらハイテンションでこちらにやって来た人物こそが私の最終兵器、基なるせ。開けたままのドアを閉め、私の腕を引っ張りリビングへと誘導する。
「シャワー入って来る？チャーハンもあるけどそれ食べる？」
「シャワー入って来る。」
「じゃあ待ってるなー。」
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お茶呑み星人(プロフ) - nrちゃんの目からハイライト消えた姿になるのてぇてぇです、ありがてぇです。おじさんどうなっちゃうのかなわくわくすっぞ！ (5月7日 13時) (
レス) @page22 id: f23fab1da2 (このIDを非表示/違反報告)
ばおばぶ(プロフ) - いつもウキウキで読ませていただいております！(大好きです！)最後に最推しが！！出たので驚愕歓喜でクソデカ感情抱えながら大の字になっちゃいました！！！ありがとうございます:(っ ;ᾥ; c): (3月8日 21時) (レス) @page18 id: 5e815c05a6 (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - 凄い好きです！！！！更新待ってます🥂✨ (2月11日 23時) (レス) @page16 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
宝石 - とっても面白くて大好きです!更新ふぁいとです！ (1月25日 19時) (レス) id: 81d1859980 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるた。 | 作成日時：2023年11月13日 0時
