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「っ…ただいま……」
フラフラとした足取りで玄関のドアを閉める。
今日は散々だった。
授業途中から腹痛があるし、頭痛も酷い。
薬は飲んだけどもう耐性が出来上がってしまっているのか、あまり効果はなかった。
そのせいでバイトに身が入らなくて、初めてバイト先のお皿を割ってしまう始末。
今まで真面目に働いていたから、店長に心配されて終了時間よりも少し早く帰された。
そして、1週間後のバイトで必ず埋め合わせをするという約束だけして帰ってきたというわけ。
まだ痛むお腹をさすりながらリビングに足を進める。
時刻は17:42。
葛葉くんに伝えた時間より1時間ちょっと早く帰ってきた。
リビングへ入ると、そこには誰もいない。
作業部屋か、寝室か。
どちらにしろここにいない事に違いは無いので、ソファにカバンを置いてキッチンで手を洗う。
「…？」
ふと、違和感を感じた。
シンクの中が空っぽなのだ。
かと言って食洗機に食器はないし、カゴにもない。
嫌な予感がして冷蔵庫を開けると、そこには私が今朝作ったご飯が綺麗に残っていた。
「…え……」
炒め物も、サラダも、ラップがされたまま残っている。
炊飯器の中を覗くと、混ぜられた痕跡のない1合分の白米が。
「食べて、ない…？」
お昼ご飯を食べていないにしては、遅すぎる。
もう晩ご飯の支度を初めてをいいくらいの時間なのに。
どういうことだろうと首を傾げていると、ガチャッとドアが開いた。
「ん、あれ？おかえり。なんか早くね？」
「葛葉くん。ただい…ま……」
作業部屋の方から葛葉くんが出てくる。
その手には、某ラーメン屋のお店の名前が印刷されたカップがあった。
思わず固まる。
「…それ、お昼？」
「あー、そうそう。さっき配信終わってごみ捨てに来た」
「へぇ…。てことはUberで頼んだんだ」
「…？そうだけど」
問い詰めていくと、どうやらサイトを使って出前を取ったらしい。
へー、と心のこもっていない相槌が口から零れる。
ふつふつと湧き上がってくる怒り。
葛葉くんはそんなのわかっていない様子で、美味かった、だの今度Aも食う？だの言っている。
「……私、そこにメモ残してるんだけど」
「えっ」
どこ？とメモを探す葛葉くん。
テーブルのリモコンの下にあったそれを見つけ出すと、あ、と小さく言葉をこぼした。
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hs - こんにちは！r18の作品のURLをコメント欄に貼ってもらえませんか?どうしても見れないので…これからも応援してます！ (2022年9月17日 7時) (
レス) @page50 id: 44092dc9d2 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - のんちゃんさん» ありがとうございます！ (2022年8月6日 23時) (レス) id: 35e1b11f9c (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - ルカさん» 恐らく年齢設定の問題だと思われます…。18歳以上だと見れると思います…！ (2022年8月6日 23時) (レス) id: 35e1b11f9c (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん(プロフ) - ｽｩｯ……久々にみた…てぇてぇ死んだ…………ありがとうございます┏┛墓┗┓ (2022年8月5日 8時) (レス) @page49 id: bbcbbc772c (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 作品一覧を見ても全3件となっているのにr18の作品だけ非表示になってるんですけどどこで見れますか？ (2022年7月16日 3時) (レス) @page27 id: 718c8c65a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年11月15日 0時
