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Aside
無言で人混みを離れて歩いて行くユンギヒョンに、俺も黙ってついて行く。
どうして受かったって教えてくれないんだろう。
まさか落ち...いやいやいや、それは無い、絶対に。
知ってるよ、ユンギヒョンは合格した。近いうちにソウルに行くんだよね。...もしかしてこれが、「ヒョンと最後に会ったとき」になるのかな。
暫く歩くと、静かな公園に着いた。もう日が沈み、凍える季節になってきたからなのか、他に人はいなかった。
ユンギヒョンが公園の入口近くのベンチに座って、俺も隣に座った。
「まずは、えっと、俺受かったよ。」
「...よかった。ユンギヒョン、おめでとうございます。」
「ありがとう。Aもオーディション前、夜遅くまで俺に付き合ってくれてありがとうな。」
「いや、そんなの！俺がやりたくてやってただけで...。俺は、ヒョンが努力してるのを隣で見れてよかったです。ヒョンが合格したこと、自分の事みたいに嬉しく思います。」
「そうか。」
ヒョンが穏やかにそう言うと、会話が途切れてしまった。
何だか、今のヒョンはすごく落ち着いてる。オーディションに受かって安心しているのか、これまでの大邱での生活を思い出して懐かしんでいるのか。それか、もうすぐ離れ離れになる俺といるのが気まずいのか...。俺には分からないけど、
....胸が張り裂けそうなくらい、別れを悲しんでいるのは俺だけなのかな。
...そろそろお開き、だよね。オーディションの結果も聞けたし。
明日にでも出発するのかもしれない。だったら夜遅くまでヒョンを独り占めする訳にはいかないし。それに、これ以上長引いたら、きっと俺は泣いてしまう。ヒョンを困らせてしまう。...俺が終わらせよう。
「ユンギヒョン、今まで本当にありがとうございました。俺は、ユンギヒョンが俺に与えてくれた沢山の幸せをずっと忘れません。」
ユンギヒョン、沢山の愛情と思い出をありがとう。
「...？お、おう。」
「ヒョンのこと、ずっと応援してます。ソウルに行ってもどうかお元気で...」
あなたが居ないこの町で、あなたと過ごした記憶と時間を思い出して、俺はこれからも生き続ける。
いつかまた、ヒョンに会える。そんな日が訪れることを信じて。
さようなら、俺の唯一の、大切な人。
「さよう...なら、ユンギヒョンっ。」
ああ、ダメだ、やっぱりもう泣きそう。
「は？？...あぁ！ちょ、ちょっと待った！」
「へ？？？」
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haruusa(プロフ) - ゆきさん» ゆきさん、コメントありがとうございます！2章楽しみとのことで嬉しいです！頑張って準備しますので是非これからも楽しみにお待ちください😊 (12月21日 11時) (
レス) @page49 id: 027e976ee2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はじめまして！第二章めちゃくちゃ楽しみです！更新楽しみにしてます！！ (12月20日 17時) (レス) @page49 id: 9d997c55ea (このIDを非表示/違反報告)
haruusa(プロフ) - ruru_chandayo00さんありがとうございます！そう言って頂けて死ぬほど嬉しいです🥹今書いている話は繊細に書きたいシーンなので時間がかかっています( т т )楽しみにして頂けると幸いです！読んで頂きありがとうございます💜 (10月25日 0時) (レス) id: 027e976ee2 (このIDを非表示/違反報告)
ruru_chandayo00(プロフ) - こんなに続きが気になる作品初めてです！楽しみにしてます！ (10月24日 10時) (レス) @page43 id: 9f9b345cea (このIDを非表示/違反報告)
haruusa(プロフ) - LunaLunaさん、コメントありがとうございます😭グクちゃん、はもう少し後に初出演予定なのですが匂わせしちゃいました((((もうすぐ他のメンバーが登場するので是非楽しみにしていて下さい！読んで頂きありがとうございます🙏✨ (10月13日 14時) (レス) id: 027e976ee2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさうさ | 作成日時：2023年8月6日 23時
