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SG side
「うぅ....いやっ..！離っ...して！」
「A！起きろ！A！」
冷や汗をかいて、顔を歪ませるAの体を揺さぶった。
これで何回目だろう。3日に1度、いや、2日に1度はAは悪夢にうなされている。しかも、きっとその内容はAを苦しめた”あの行為”だ。
Aは弁護士と地方の役員、それから警察の援助を受けて、Aを苦しめた悪質な借金取りと暴力団に手を引かせる手続きをしている。
明日や明後日にも書類の処理が終わる。きっといい結果が返ってくるだろうと俺は信じている。
それでも、何も無かったことになるわけでは無い。Aのなかに記憶は居座り続け、悪夢となって現れた。
Aは、夢のことは覚えて居ないようで、「よく寝れたか？」と俺が聞いても、「はい！ヒョンのおかげでぐっすりです！」と無垢に笑っていた。
「はっ..！！はぁ、はぁ....ユンギ....ヒョン？？」
「そうだ、ユンギだ。」
Aは俺の顔を確認すると、勢いよく俺の胸に抱きついた。...少し苦しいぐらいに。
「うぅッ、お願いです、ユンギヒョン、ずっと傍にいて、行かないで、1人にしないで...！」
「分かってる。ずっと傍にいる、俺がずっと...。」
この後に、何と言葉を続ければいいのか分からなかった。
誤魔化すように、美しい金髪を俺は何回も撫でた。
本当はAが俺と離れることを酷く恐れているのを俺は知っていた。
だからと言ってどうすればいい？
俺がやっぱりオーディションを辞めると言ったら、あいつは更に悲しむだろうし、それが正解では無いだろう。もう1次審査も合格したしな。
でも、そうしたら確実にAとは離れ離れだ。俺が居ない未来、誰がAを悪夢から起こしてやれる？Aの涙を拭える人間が他にいるようには思えない。
1人寂しく、この小さな家で泣いているAを思い浮かべると胸が傷んだ。
どうしたらいい？
もどかしい思いを抱えて、Aの頭をもう一度撫でてから俺も目を閉じた。
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haruusa(プロフ) - ゆきさん» ゆきさん、コメントありがとうございます！2章楽しみとのことで嬉しいです！頑張って準備しますので是非これからも楽しみにお待ちください😊 (12月21日 11時) (
レス) @page49 id: 027e976ee2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はじめまして！第二章めちゃくちゃ楽しみです！更新楽しみにしてます！！ (12月20日 17時) (レス) @page49 id: 9d997c55ea (このIDを非表示/違反報告)
haruusa(プロフ) - ruru_chandayo00さんありがとうございます！そう言って頂けて死ぬほど嬉しいです🥹今書いている話は繊細に書きたいシーンなので時間がかかっています( т т )楽しみにして頂けると幸いです！読んで頂きありがとうございます💜 (10月25日 0時) (レス) id: 027e976ee2 (このIDを非表示/違反報告)
ruru_chandayo00(プロフ) - こんなに続きが気になる作品初めてです！楽しみにしてます！ (10月24日 10時) (レス) @page43 id: 9f9b345cea (このIDを非表示/違反報告)
haruusa(プロフ) - LunaLunaさん、コメントありがとうございます😭グクちゃん、はもう少し後に初出演予定なのですが匂わせしちゃいました((((もうすぐ他のメンバーが登場するので是非楽しみにしていて下さい！読んで頂きありがとうございます🙏✨ (10月13日 14時) (レス) id: 027e976ee2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさうさ | 作成日時：2023年8月6日 23時
